2025.09.05

琉球和婚を叶える「波上宮」沖縄の青い海に誓う


沖縄の青い海に誓う。琉球和婚を叶える「波上宮」ウェディングのすべて


波上宮 結婚式


沖縄での結婚式といえば、青い海を望むチャペルでのリゾートウェディングを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし今、沖縄の歴史と自然に抱かれて誓いを立てる、由緒正しい神社での**「琉球和婚」**が注目を集めています。


その中でも特別な存在が、那覇市にある「沖縄総鎮守 波上宮(なみのうえぐう)」。


琉球王国時代から最も格式の高い神社として崇められてきたこの場所でしか叶えられない、感動的な結婚式の魅力と準備のすべてをご紹介します。


 


なぜ今、波上宮での「琉球和婚」が選ばれるのか?


 


多くのカップルが波上宮に惹かれるのには、3つの大きな理由があります。


 


1. 唯一無二の絶景ロケーション


 


波上宮は、その名の通り珊瑚礁の断崖の上に鎮座しています。朱塗りの社殿の向こうには、どこまでも広がる東シナ海の青いグラデーション。この**「崖の上の神社と青い海」**というコントラストは、他のどこの神社でも見ることのでこきない、沖縄ならではの絶景です。


 


2. 琉球王国から続く、由緒正しい歴史


 


古くから海の神様への祈りの地であった波上宮は、琉球王国第一の神社として、国王自らが国の安寧を祈願した場所。そんな神聖な場所で挙げる神前式は、より一層厳かで、お二人の門出を深く心に刻みつけます。地元の方々から「なんみんさん」と親しまれ、深く信仰されている場所で、沖縄の歴史に祝福されるような感覚を味わえます。


 


3. 伝統的な和装も、華やかな「琉装」も映える


 


厳かな白無垢や紋付袴はもちろんのこと、沖縄の伝統衣装である**「琉装(りゅうそう)」**での挙式が可能なことも大きな魅力です。色鮮やかな紅型(びんがた)の衣装は、沖縄の青い空と朱色の社殿に美しく映え、「沖縄でしかできない結婚式」をより特別なものにしてくれます。


波上宮 結婚式


波上宮での神前式の流れ


 


波上宮の神前式は、神職と巫女に導かれ、古式に則り厳かに執り行われます。




  1. 参進(さんしん): 雅楽の調べの中、神職・巫女に続き、新郎新婦、そしてご両親・ご親族が本殿へと進みます。




  2. 修祓(しゅばつ): 祭儀の前に、心身の罪穢れを祓い清めます。




  3. 祝詞奏上(のりとそうじょう): 斎主が神様に二人の結婚を報告し、末永い幸せを祈ります。




  4. 三献の儀(さんこんのぎ): 「三三九度」とも言われる、夫婦固めの盃を交わす儀式です。




  5. 誓詞奏上(せいしそうじょう): 新郎新婦が神前で夫婦としての誓いの言葉を読み上げます。




  6. 玉串拝礼(たまぐしはいれい): 玉串を神様に捧げ、祈りを込めて拝礼します。




  7. 親族盃の儀(しんぞくはいのぎ): 両家が親族となったことを祝い、盃を交わします。




所要時間はおよそ30分ほど。厳かな中にも、沖縄らしい温かな空気が流れる感動的な儀式です。


波上宮 結婚式


気になる費用とプランについて


 


波上宮での結婚式にかかる費用は、主に**「神社に納める初穂料」「プロデュース会社のプラン料金」**で構成されます。


 


1. 初穂料(はつほりょう)


 


挙式そのものの御礼として、神社へ直接お納めする料金です。


波上宮の結婚式における初穂料は30,000円です。


※この料金には、衣装や写真撮影などは含まれません。


 


2. プロデュース会社のプラン料金


 


多くの場合、衣装レンタルや着付け、写真撮影などをトータルで手配してくれるプロデュース会社を通じて申し込みます。




  • 挙式基本プラン料金の目安:約20万円~40万円




    • 含まれるもの: 初穂料(30,000円)、衣装(和装または琉装)、新郎新婦の着付け・ヘアメイク、介添え(アテンド)、写真撮影(データ付き)など。






衣装の種類や写真のカット数、ビデオ撮影の有無などによって料金は変動します。複数の会社のプランを比較検討するのがおすすめです。


 


準備と成功のためのポイント


 




  1. プロデュース会社を探す: まずは、波上宮での挙式を手掛けているウェディングプロデュース会社を探し、相談することから始めましょう。「琉球和婚」や「沖縄 神社挙式」などで検索すると見つかります。




  2. 衣装を選ぶ: 沖縄らしさを満喫するなら「琉装」、伝統美を追求するなら「和装」。どちらも魅力的ですので、ぜひ試着をしてお二人にぴったりの一着を選んでください。




  3. 挙式後のパーティ会場: 挙式は親族のみで行い、その後、場所を移して会食会や披露パーティを行うのが一般的です。那覇市内には景色の良いレストランやホテルが多数あるので、挙式とあわせて手配を進めましょう。




  4. ゲストへの配慮: 沖縄までの交通手段や宿泊先の手配はもちろん、亜熱帯の気候に合わせた服装のアナウンス(特に夏場のかりゆしウェア推奨など)をすると、ゲストも快適に過ごせます。




波上宮 結婚式


まとめ


 


沖縄総鎮守「波上宮」での結婚式は、単なるセレモニーではありません。琉球の歴史と雄大な自然に抱かれ、神々に永遠の愛を誓う、どこまでも神聖で美しい体験です。


お二人と大切な家族の心に深く刻まれる、最高の琉球和婚を叶えてみてはいかがでしょうか。


つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。