2026.01.05

【和婚の流れ】神前式の儀式・手順を完全解説!三三九度や玉串奉奠の意味もわかる


タイトル:【和婚の流れ】神前式の儀式・手順を完全解説!三三九度や玉串奉奠の意味もわかる


白無垢に身を包み、日本の伝統的なスタイルで愛を誓う「和婚(神前式)」。


その厳かで凛とした雰囲気は、近年多くの花嫁様から支持されています。


しかし、教会式(チャペル)に比べて馴染みが薄いため、「儀式の流れがよく分からない」「作法を間違えたらどうしよう」と不安に思う方も多いはず。


ご安心ください。神前式の所要時間は約20分〜30分ほど。


儀式の一つひとつには、夫婦や家族の絆を深める素敵な意味が込められています。


今回は、一般的な「神前式の当日の流れ」と、「儀式の意味・作法をステップごとに分かりやすく解説します。


 



宮崎護国神社


 



1. 参進の儀(さんしんのぎ)


〜花嫁行列で神殿へ〜


挙式の始まりは、神職と巫女に導かれ、新郎新婦と両家の親族が列を作って神殿へと歩む「参進」から始まります。


「花嫁行列」とも呼ばれるこの儀式。


一歩一歩、境内の砂利を踏みしめながら歩く時間は、気持ちを整え、厳粛な気持ちへと切り替えるための大切なプロセスです。


2. 修祓(しゅばつ)


〜心身を清める〜


神前に進んだら、まずは全員起立して頭を下げます。


神職が「大幣(おおぬさ)」と呼ばれる白い幣(ぬさ)を振り、新郎新婦と参列者の心身の穢れ(けがれ)を祓い清めます。


神様にご挨拶をする前の、最初の大切な準備です。


3. 祝詞奏上(のりとそうじょう)


〜神様への結婚報告〜


斎主(さいしゅ=神職の長)が神前に進み、神様に対して「ふたりの結婚」を報告します。


「この二人が夫婦となり、幸せな家庭を築いていけますように」とお祈りをする儀式です。


新郎新婦は頭を下げて、その言葉を静かに聞きます。


4. 三献の儀(さんこんのぎ)


〜三三九度で固める契り〜


いわゆる**「三三九度(さんさんくど)」**です。


大・中・小の3つの盃(さかずき)で、御神酒(おみき)を飲み交わします。




  • 小盃(過去): 先祖への感謝




  • 中盃(現在): 二人の誓い




  • 大盃(未来): 子孫繁栄と家門の存続




この3つの盃を、それぞれ3回で(口をつけ、最後に飲み干す)いただくことで、夫婦の契りを固めます。


※お酒が飲めない方は、口をつける真似(空杯)だけで構いません。


5. 誓詞奏上(せいしそうじょう)


〜誓いの言葉を読み上げる〜


新郎新婦が神前に進み、**「誓詞(せいし)」**と呼ばれる誓いの言葉を読み上げます。


基本的には新郎が読み上げ、最後に自分の名前を述べた後、新婦も自分の名前を添えます。


二人で声を合わせて読む場合もあります。


【ポイント】


紙を見ながらで大丈夫です。焦らず、ゆっくりと、心を込めて読むことが大切です。


6. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)


〜神様と心を結ぶ〜


神前式で最も重要とされる儀式の一つです。


「玉串(たまぐし)」とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたもの。


これを神様に捧げることは、**「神様とご縁を結ぶ(握手をする)」**という意味があります。




  1. 玉串を受け取る




  2. 時計回りに回して、根元を神様に向ける




  3. お供えして、二礼二拍手一礼を行う




作法は事前に巫女さんが教えてくれるので、覚えきれなくても心配いりません。


7. 指輪の儀(ゆびわのぎ)


〜永遠の証を交換〜


昭和に入ってから取り入れられた比較的新しい儀式です。


キリスト教式と同様に、お互いの左手薬指に結婚指輪を交換します。


「和婚だから指輪交換はできないの?」と心配される方もいますが、ほとんどの神社で実施可能です。


8. 親族盃の儀(しんぞくさかずきのぎ)


〜両家の絆を結ぶ〜


最後に、両家の親族全員が起立し、巫女が注いだ御神酒を一斉に飲み干します(親族固めの盃)。


これにより、新郎新婦だけでなく、**「両家同士の絆」**も固く結ばれたことになります。


神前式が「家と家の結びつき」を重視すると言われる所以(ゆえん)です。


9. 退下(たいげ)


〜晴れて夫婦として〜


神職に続いて、ご本殿から退場します。


これで神前式は無事に終了です。


この後、境内で集合写真を撮影したり、披露宴会場へ移動したりします。


 


警固神社,結婚式


■ まとめ:作法よりも「心」が大切


「覚えることがたくさんあって大変そう…」と思われたかもしれません。


でも、当日は神職や巫女がそばについて、「次はあちらへ」「今、一礼を」と丁寧にサポートしてくれます。


形を完璧にこなすことよりも、一つひとつの儀式の**「意味」**を感じながら、神様とパートナーに誠実に向き合うこと。


それこそが、和婚において最も大切なことです。


静寂に包まれた神社で、日本の伝統を感じながら、永遠の愛を誓う。


そんな特別な時間を、ぜひ体験してください。




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つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。