【仏前式とは?】「来世まで結ばれる」究極の誓い。あまり知られていない仏教スタイルの結婚式を徹底解剖!
【仏前式とは?】「来世まで結ばれる」究極の誓い。あまり知られていない仏教スタイルの結婚式を徹底解剖!
「結婚式」と聞いて、思い浮かべるのはチャペルでの誓いでしょうか?それとも神社での厳かな儀式でしょうか?
実は今、**「仏前式(ぶつぜんしき)」**という選択肢が、感度の高いカップルの間で密かに注目を集めています。
「えっ、お寺で結婚式ができるの?」
と驚かれることも多いこのスタイル。
派手さはありませんが、実はどの結婚式よりも**「二人の絆」と「ご先祖様への感謝」**を深く感じられる、とても温かい式なのです。
今回は、謎に包まれた「仏前式の魅力・流れ・費用」について、分かりやすく解説します。

■ そもそも「仏前式」ってなに?
仏前式とは、その名の通り**「仏様やご先祖様の前で誓う結婚式」**のことです。
お寺の本堂や、自宅の仏間で行われます。
最大の特徴は、**「因縁(いんねん)」**という仏教の教えに基づいている点です。
-
神前式(神社): 「神様」に二人の結婚を報告し、守ってもらう。
-
仏前式(お寺): 「仏様・ご先祖様」に、二人が巡り会えたご縁(因縁)を感謝し、来世までの結びつきを誓う。
「二人が出会ったのは偶然ではなく、前世からの導きである」
この考え方がベースにあるため、仏前式では「生まれ変わっても、また一緒になろう」という、現世だけにとどまらない永遠の愛を誓います。
実はとってもロマンチックな結婚式なのです。
■ 仏前式だけの特別な儀式「数珠の交換」
キリスト教式や神前式では「指輪の交換」を行いますが、仏前式では**「念珠(ねんじゅ=数珠)の授与・交換」**が行われます。
-
白い房の念珠: 男性(新郎)へ
-
赤い房の念珠: 女性(新婦)へ
僧侶から授けられた念珠を、お互いの左手に持ちます。
これには「仏教に帰依し、心を合わせて生きていく」という意味があり、指輪交換以上に神聖な瞬間と言われています。
(※現在では、念珠授与のあとに指輪交換を行うお寺も増えています)

■ 気になる当日の「流れ」を徹底解剖!
所要時間は約30分〜40分程度。
僧侶がお経をあげる中で進むため、非常に厳かで静謐な空気に包まれます。
1. 入堂(にゅうどう)
僧侶に導かれ、新郎新婦、両親、親族がお寺の本堂へ入ります。
2. 啓白文朗読(けいびゃくもんろうどく)
僧侶が仏様に対し、「本日、二人が結婚することを報告します」という言葉を読み上げます。
3. 念珠授与(ねんじゅじゅよ)
仏前式最大の見せ場。僧侶から、またはお互いに白い念珠と赤い念珠を交換します。
4. 司婚の辞(しこんのじ)
僧侶からお祝いの言葉と、仏教徒としての夫婦の心得を授かります。
5. 焼香(しょうこう)
新郎新婦、続いて親族代表が焼香を行い、心を清めます。
6. 式杯(しきはい)
神前式でいう「三三九度」です。お酒を飲み交わし、夫婦の契りを結びます。
7. 親族固めの杯
参列者全員でお神酒をいただき、両家の絆を結びます。
■ 仏前式のメリット・デメリット
「人とは違う結婚式」ができる仏前式ですが、向き不向きもあります。
✅ 【メリット】
-
費用がリーズナブル
「挙式料」ではなく「お布施」としてお寺に納めますが、相場は10万円〜25万円程度。神社やチャペルに比べて安価な場合が多いです。
-
ご先祖様を大切にできる
「結婚=家と家の結びつき」を強く実感できます。ご両親や祖父母様には特に喜ばれます。
-
衣装が映える
お寺の豪華な金箔や彫刻、歴史ある空間は、白無垢や色打掛が最高に美しく映えます。
⚠️ 【デメリット・注意点】
-
「正座」がつらい?
基本は畳の上で正座ですが、最近は椅子を用意してくれるお寺も増えています。事前に確認しましょう。
-
参列は親族のみが一般的
本堂の広さや格式の問題で、友人の参列が難しい場合があります(※大きなお寺なら可能なこともあります)。
-
独特の厳しさがある
華やかな演出やBGMは流せません。静寂を楽しむスタイルです。
■ どこで挙げられるの?
大きく分けて2つのパターンがあります。
-
先祖代々のお寺(菩提寺):
実家がお世話になっているお寺にお願いするパターン。最もポピュラーで、ご先祖様への報告という意味合いが強くなります。
-
有名なお寺・観光地のお寺:
京都や鎌倉、東京の築地本願寺など、結婚式を受け入れている有名寺院で挙げるパターン。信徒でなくても受け入れてくれる場所が多いです。
■ まとめ:流行に流されない「本物」の誓いを
派手な演出も、流行のドレスもないかもしれません。
しかし、お香の香りに包まれ、静寂の中でご先祖様に感謝を伝える時間は、何物にも代えがたい「重み」があります。
「来世でも、またあなたと結ばれたい」
そんな深い愛情を持つお二人なら、仏前式はきっと生涯忘れられない素晴らしい一日になるはずです。
和婚の選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?