【完全保存版】神前式の当日の流れは?親族紹介から披露宴までを時系列で解説
神前式(しんぜんしき)には、聞き慣れない言葉や儀式が多く、「当日はどのような手順で進むのだろうか」と不安に思われる新郎新婦様も少なくありません。
しかし、全体の流れを事前に把握しておけば、当日は心に余裕を持って、儀式の一つひとつを深く味わうことができます。
今回は、お支度から親族紹介、挙式本番、そして披露宴に至るまで、**「神前式の1日」**を時系列で丁寧にご紹介します。 当日のイメージトレーニングとして、ぜひお役立てください。
■ 【挙式前】お支度〜親族紹介(所要時間:約2〜3時間)
神前式の場合、特に花嫁様の「和装」のお支度には時間を要します。当日は余裕を持って会場入りすることが大切です。
1. 新郎新婦 会場入り・お支度
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新婦(挙式の2.5〜3時間前): 白無垢や色打掛の着付け、ヘアメイクを行います。カツラを着用される場合は、さらに時間を要することがあります。
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新郎(挙式の1〜1.5時間前): 新婦より少し遅れて入り、紋付袴への着替えとヘアセットを行います。
2. 写真撮影(ロケーションフォト)
お支度が整いましたら、挙式前の最も美しい姿を写真に収めます。 静謐な神社の境内や、手入れされた日本庭園での撮影は、神前式ならではの特別な時間です。
3. 親族控室へ移動・桜湯の振る舞い
挙式までの間、親族控室にて「桜湯(または昆布茶)」が振る舞われます。 「お茶を濁さない」という意味を込め、祝いの席では日本茶ではなく桜湯を出すのが伝統的なしきたりです。
4. 親族紹介(しんぞくしょうかい)
神前式では「家と家の結びつき」を重視するため、挙式の前に両家の親族紹介を行うのが一般的です。
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流れ: 新郎側の父→母→親族、続いて新婦側の父→母→親族の順に紹介します。
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形式: 父親(または家長)が代表して紹介する形式と、各自で自己紹介する形式があります。事前にご両家で相談しておくとスムーズです。
■ 【挙式本番】神前式の儀式(所要時間:約30〜40分)
いよいよ本番です。 神職や巫女の導きにより、厳粛な雰囲気の中で式が執り行われます。
1. 参進の儀(さんしんのぎ)
雅楽の音色が響く中、神職、巫女、新郎新婦、両家親族が一列になって神殿へと歩を進めます。「花嫁行列」とも呼ばれる、神前式を象徴する美しい光景です。
2. 入場・修祓(しゅばつ)
神殿に入場し、神職によるお祓い(おはらい)を受け、心身を清めます。頭を下げて、静かにお祓いを受けます。
3. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
斎主(神職の長)が神前に進み、二人の結婚を報告し、これからの幸せを祈る言葉(祝詞)を読み上げます。
4. 三献の儀(さんこんのぎ)
いわゆる**「三三九度(さんさんくど)」**です。 大・中・小、3つの盃で御神酒(おみき)を交互に飲み交わし、夫婦の契りを固く結びます。
Point: お酒が苦手な方は、口をつける動作だけで構いません。無理をなさらないでください。
5. 誓詞奏上(せいしそうじょう)
新郎新婦が神前に進み、自ら誓いの言葉(誓詞)を読み上げます。 基本的には新郎が読み上げ、結びに新郎・新婦がそれぞれの名前を添えます。
6. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神様の力が宿るとされる「玉串(榊の枝)」を神前にお供えし、感謝と祈りを込めて「二礼二拍手一礼」を行います。
7. 親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
両家の親族全員で、注がれた御神酒を一斉に飲み干します。 これにより、新郎新婦だけでなく「両家」の絆が固く結ばれたことになります。
8. 斎主挨拶・退場
斎主からお祝いの言葉があり、参進の時と同じように列を作って退場します。
■ 【挙式後】集合写真〜披露宴会場へ
1. 集合写真撮影
挙式が無事に結ばれ、和やかな雰囲気の中で親族集合写真を撮影します。
2. 移動
神社と披露宴会場が離れている場合は、移動となります。 白無垢姿での移動は負担がかかるため、花嫁専用タクシーや送迎バスを手配しておくと安心です。
■ 【披露宴・会食】和やかなパーティーへ
神前式の後は、和の趣を活かした披露宴や会食を行います。
1. 入場(色打掛へのお色直し)
白無垢から、華やかな「色打掛」や「引き振袖」に掛け替えて入場される方が多くいらっしゃいます。 また、ここでウェディングドレスにお色直しをする「和洋折衷」のスタイルも人気があります。
2. 鏡開き(かがみびらき)
ケーキ入刀の代わりに、酒樽を木槌で叩いて開く「鏡開き」を行うのも、和婚ならではの演出です。 開いたお酒は、ゲストへの乾杯酒として振る舞い、喜びを分かち合います。
3. 歓談・お見送り
美味しい料理を囲み、ゲスト一人ひとりとゆっくり会話を楽しみます。 神前式後の披露宴は、派手な演出よりも「料理」と「会話」を重視した、落ち着いたおもてなしが好まれる傾向にあります。
まとめ:流れを知れば、心に余裕が生まれます
神前式には「三三九度」や「玉串」など、日常では行わない作法が多くありますが、当日は巫女や介添え人がそばにつき、丁寧に所作を教えてくれます。
手順をすべて暗記する必要はありません。 「このような流れで進むのだな」とイメージしておくだけで十分です。
伝統的な儀式の一つひとつには、夫婦となるための深い意味が込められています。 ぜひ、その重みと感動を心ゆくまで味わってください。 お二人の門出が、素晴らしい一日となりますようお祈り申し上げます。

