【2026年】和婚ゲストの服装マナー。親族・友人のドレスと着物
和婚のお呼ばれ、何を着る?基本マナーと洋装・和装の選び方
厳かで美しい「和婚」に招待されたら、ゲストの服装は洋装(ドレス)でも和装(着物)でも問題ありません。「和婚だから必ず着物」というルールはなく、ご自身の立場や好みに合わせて選べます。
最も大切なのは「式の格式」と「会場の雰囲気」
服装選びで最も重要なのは、結婚式の格式や会場の雰囲気に合わせることです。和婚のスタイルは多様化しています。
- 格式高い神社や老舗料亭:厳粛な雰囲気に合わせ、フォーマル度の高い服装が求められます。
- モダンな和風レストランやガーデン付き会場:少しカジュアルダウンした、おしゃれな服装でも馴染みます。
招待状で会場の情報を確認したり、新郎新婦に直接尋ねたりして、式の雰囲気にふさわしい服装を選びましょう。主役であるお二人やご親族に失礼のない装いは、お祝いの気持ちを表す大切なマナーです。
洋装・和装、それぞれの魅力と基本マナー
どちらを選ぶにしても、結婚式のお呼ばれに共通する基本的なマナーを守る必要があります。
洋装(ドレス)の場合
花嫁の色である「白」を避け、露出の多いデザイン(肩出し、ミニ丈など)は羽織もので調整するといった一般的なマナーは和婚でも同様です。和の雰囲気に合わせ、落ち着いた色味のドレスや、シャンタンやジャカードといった光沢とハリのある素材を選ぶと、会場の雰囲気にしっくりと馴染みます。和装(着物)の場合
日本の伝統的な結婚式に和装で華を添えるのは素敵な選択肢です。ただし、親族と友人では着用する着物の「格」が異なります。親族は黒留袖や色留袖、友人は振袖や訪問着が一般的です。花嫁より目立つ柄や派手すぎる装いは避けるのがマナーです。
この記事では、立場別にふさわしい服装を具体的に解説します。自信を持って当日を迎えられるよう、服装選びのポイントを押さえていきましょう。
【立場・服装別】親族・友人のための和婚ゲスト服装マナー
ここでは「親族」と「友人」という立場、そして「和装」と「洋装」の組み合わせ別に、ふさわしい服装マナーを詳しく見ていきましょう。

親族ゲストの服装マナー
新郎新婦とともにゲストを迎える立場の親族は、最も格式の高い服装が基本です。
和装:黒留袖・色留袖
- 黒留袖(くろとめそで):既婚女性が着用する最も格式の高い第一礼装。新郎新婦の母親、祖母、叔母などが着用します。背中・両胸・両袖に五つの紋が入り、裾に祝いの柄が描かれているのが特徴です。
- 色留袖(いろとめそで):黒以外の留袖で、未婚・既婚を問わず着用できます。紋の数(五つ紋・三つ紋・一つ紋)で格が変わり、五つ紋は黒留袖と同格です。新郎新婦の姉妹やいとこなど、近しい親族におすすめです。
洋装:アフタヌーンドレス
昼間の結婚式では、肌の露出を抑えたロング丈(くるぶし丈)のアフタヌーンドレスが正礼装です。光沢を抑えた上質な素材を選び、ジャケットやボレロを合わせると、より格調高い装いになります。
友人ゲストの服装マナー
友人として参列する場合、親族より少し自由度が高まりますが、お祝いの席にふさわしい華やかさと品格が求められます。
和装:振袖・訪問着
- 振袖(ふりそで):未婚女性の第一礼装です。長い袖が特徴で会場を華やかに彩ります。ただし、花嫁のお色直しの衣装と色や柄が被らないよう、事前に確認できると安心です。主役より目立ちすぎない上品な色柄を選びましょう。
- 訪問着(ほうもんぎ):未婚・既婚を問わず着用できる準礼装で、友人ゲストの和装として最も一般的です。肩から裾へ流れるように続く「絵羽模様」が美しく、幅広い年代の方に似合います。
洋装:パーティードレス
上品なパーティードレスを選びます。和の雰囲気に合わせるなら、ネイビーやボルドー、モスグリーンといった落ち着いた色味や、くすみカラーがおすすめです。素材はシャンタンやジャカードなど、ハリと光沢のあるものを選ぶと、和の会場にもしっくり馴染みます。
男性ゲストの服装マナー
男性ゲストの服装も立場によって格が異なります。
- 親族(父親など):昼間はモーニングコート、または格式の高い紋付羽織袴が正礼装です。
- 親族・主賓:ブラックスーツ(礼服)が基本です。
- 友人:ダークネイビーやチャコールグレーなどのダークスーツで問題ありません。ネクタイは白やシルバー、またはお祝いらしい明るい色のものを選びましょう。
失敗しない!和婚の服装選びのポイントと小物マナーQ&A
ゲストが特に迷いがちなポイントをQ&A形式で解説します。和婚ならではの注意点も確認しておきましょう。

Q. 和婚に合うドレスの色やデザインは?
A. 和の雰囲気に合う、落ち着きと品のある色・デザインが基本です。
厳かな雰囲気に馴染む、ネイビー、ボルドー、モスグリーンといったシックなカラーや、くすみカラーのドレスがおすすめです。素材は、シャンタンやジャカードなどハリと上品な光沢のある生地を選ぶと、より格調高い印象になります。
デザインは、肌の露出を抑えた袖付きが基本。ノースリーブの場合はジャケットやショールを必ず羽織りましょう。スカート丈は膝下からくるぶし丈が上品です。
【NG例】
- 花嫁の色である「白」のドレス
- お悔やみを連想させる「全身黒」のコーディネート(羽織ものや小物で色を足せばOK)
- 派手すぎる原色、アニマル柄、ファー素材のアイテム
Q. 着物の色柄で避けるべきものは?
A. 花嫁衣裳と重ならず、お祝いの席にふさわしいものを選びましょう。
最も注意したいのは、花嫁衣装と被らないことです。白無垢を連想させる「白地」の着物や、色打掛でよく使われる「真っ赤」や「黒地に豪華な金彩」のものは避けましょう。事前に花嫁の衣装の色を聞いておくと、より安心して選べます。
また、未婚女性の振袖は非常に華やかですが、主役より目立つほどの豪華すぎる柄は控えるのが配慮です。柄はお祝いの席にふさわしい吉祥文様(きっしょうもんよう)などが好まれます。
Q. バッグや靴、アクセサリーのマナーは?
A. 洋装・和装ともに「フォーマル」を意識することが大切です。
- バッグ:小ぶりなパーティーバッグが基本です。和装の場合は、利休バッグや佐賀錦などの和装用バッグを合わせます。大きなバッグやカジュアルな素材のものはクロークに預けましょう。
- 靴:洋装なら、つま先とかかとが隠れるパンプスを選びます。ヒールは3cm以上あるとフォーマルな印象になります。神社は砂利道が多いため、ピンヒールより少し太めのヒールが安心です。和装の場合は草履を履きます。
- アクセサリー:昼間の結婚式では、輝きが控えめなパールが定番です。揺れるタイプや大ぶりのものは避け、上品なデザインを選びましょう。
Q. 神社挙式で特に気をつけることは?
A. 「足元」と「寒さ対策」が重要なポイントです。
神社での挙式は、本殿まで砂利道や石段を歩いたり、神殿に上がる際に靴を脱いだりすることがあります。歩きやすい靴を選び、脱いだ際に困らないようストッキングの伝線などにも気を配りましょう。
また、神殿は屋外とつながっているため、季節によっては冷えることがあります。特に冬場の和装は防寒対策が必須です。洋装の場合も、一枚羽織れるショールやボレロを持参すると安心です。

マナーを守って心からお祝いを。和婚の服装で素敵な一日を
和婚の服装マナーは、新郎新婦への祝福と敬意を表す心遣いそのものです。大切なポイントを押さえて、自信を持って素敵な装いを選びましょう。
これだけは押さえたい!和婚ゲスト服装マナーの総まとめ
和婚にゲストとして参列する際の、服装選びの重要ポイントを改めて確認します。
立場に合わせた「格」を意識する
- 親族:ゲストを迎える立場として、最も格式の高い正礼装(黒留袖、モーニングなど)や、それに準ずる服装を選びます。
- 友人・同僚:お祝いの場に華を添える準礼装が基本です。洋装ならフォーマルなドレス、和装なら振袖や訪問着が適しています。
洋装(お呼ばれドレス)選びの基本
- 肌の露出は控えめに。ノースリーブの場合はショールやボレロを羽織ります。
- 花嫁の色である「白」は避け、黒一色になる場合は華やかな小物をプラスします。
- 神社の厳かな雰囲気に合う、上品で落ち着いた色味やデザインが好まれます。
和装(着物)選びの注意点
- 最大のポイントは「花嫁衣装と被らない」こと。白無垢を連想させる白地や、色打掛でよく使われる真っ赤、金彩が豪華な黒地の着物は避けましょう。
- 未婚女性の振袖は、主役より目立つほど豪華すぎる柄は控える配慮も大切です。
服装は「おめでとう」を伝えるメッセージ
数々のマナーをご紹介しましたが、最も大切なのは新郎新婦の門出を祝う心です。あなたが心を配って選んだ装いは、言葉にしなくても「おめでとう」という温かいメッセージとして新郎新婦に伝わります。
マナーは、その気持ちをきちんと形にするための道しるべです。基本を押さえた上で、ご自身の魅力を引き立てる装いを選び、新郎新婦の晴れの日を心から祝福して、思い出深い一日をお過ごしください。