2026.03.29

【山口・下関観光】まるで竜宮城!源平合戦の歴史を伝える「赤間神宮」と水天宮

山口県下関市にある、鮮やかな朱色が目を引く神社「赤間神宮(あかまじんぐう)」に行ってきました!


抜けるような青空の下、目に飛び込んでくる赤と白のコントラストは本当に美しく、カメラのシャッターを切る手が止まらない素晴らしいスポットでした!!


ご存知の方も多いでしょう。


この赤間神宮、源平合戦の歴史を伝えるだけでなく、安産祈願などで有名なあの「水天宮」とも非常に深い関わりがあるんです。


今回は、実際に撮影した境内の美しい様子とともに、知れば知るほど切なくそして興味深い歴史と安産祈願の由来をご紹介します!


下関、赤間神宮


1. 最大のシンボル!竜宮城のような「水天門」と安徳天皇


赤間神宮を訪れてまず圧倒されるのが、最大のシンボルである「水天門(すいてんもん)」です。


・鮮やかな赤と白の壁のコントラストが圧巻 ・まるで昔話に出てくる「竜宮城」のような美しいデザイン


下関、赤間神宮


なぜ竜宮城のような形をしているのかというと、ここには源平合戦の「壇ノ浦の戦い」で、祖母の二位尼(にいのあま)に抱かれて海へ入水された「安徳天皇」がお祀りされているからです。入水の際、「波の下にも都がございますよ」と二位尼が優しく語りかけたことから、海の中の都=竜宮城をイメージしてこの水天門が建てられました。


とても切ない理由ですね。


安徳天皇は、歴代の天皇の中で最も若くして崩御された天皇であり、さらに「戦乱で落命したことが記録されている唯一の天皇」という、非常に悲しくも重要な歴史を持たれています。


下関、赤間神宮


2. 久留米が総本宮!全国の「水天宮」との意外な繋がりとは?


安徳天皇と聞いて、「あれ?水天宮の神様と同じ?」と気づいた方は非常に鋭いです!


・安徳天皇は、安産祈願などで有名な「水天宮」の御祭神 ・水天宮の総本宮(大元)は、実は福岡県の「久留米」にある


壇ノ浦の戦いで生き残った女官が、安徳天皇の御霊を慰めるために筑後川のそば(現在の福岡県久留米市)に祠を建てたのが、全国にある水天宮の「総本宮(久留米水天宮)」の始まりと言われています。


そして、東京の妊婦さんに大人気の「日本橋水天宮」は、江戸時代に久留米藩のお殿様(有馬家)が、久留米から江戸のお屋敷へ分霊(神様を分けてお祀りすること)したのが始まりなんです。下関の海で亡くなられた安徳天皇が、久留米を経て、東京の日本橋でたくさんの人々に親しまれていると思うと、歴史のロマンを感じずにはいられませんね。


下関、赤間神宮


3. なぜ水天宮は「安産祈願」で有名?鈴の緒の不思議な由来


水天宮といえば「安産祈願」ですが、なぜこれほどまでに有名になったのでしょうか。その歴史は江戸時代、赤羽根の久留米藩上屋敷内に水天宮が鎮座していた頃まで遡ります。


・神社でお参りする際に鳴らす鈴の紐を当時の鈴の緒には「晒(さらし)」が使われていました ・その鈴の緒のおさがりを妊婦さんが「腹帯」として使ったところ、安産だったことから評判が広まりました


これが、水天宮の腹帯「御子守帯(みすずおび)」の信仰の始まりです。新たな命を授かったことに感謝し、お母さんと赤ちゃんの健康を祈る大切な信仰として現在に至っています。


それ以来鈴の緒と同じ生成りの晒を「戌の日」の早朝にご祈祷し、安産御守としてお分かちされています。


・近年は「戌の日」にこだわらず、妊婦さんの体調が良い日にお参り(ご祈願)するのが一般的です ・妊婦さんの代わりに、ご家族が代理でご祈願することも可能です


下関、赤間神宮


まとめ:下関観光では絶対に外せない歴史的スポット!


竜宮城のような華やかな見た目の感動と、日本の深い歴史、そして全国の水天宮の安産祈願へと繋がる温かいストーリーを感じられる「赤間神宮」。


唐戸市場などからも近く、下関を観光するなら絶対に立ち寄っていただきたい素晴らしいスポットです。晴れた日は特に朱色が綺麗に映えますので、ぜひカメラを持って訪れてみてくださいね!

つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。