2026.04.01

【2026年版】白塗りじゃない!今どきの和装メイク3つのコツ


「和装メイク=白塗り」はもう古い!現代のトレンドは“透明感”と“血色感”




結婚式や成人式など、特別な日に和装をまとうとき。「和装メイク」と聞くと、「白塗りで厚化粧」「古臭い」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。かつて和装メイクが白塗りだったのは、ろうそくの薄暗い光の下で顔を明るく見せたり、着物の豪華さに負けない表情を写真に残したりと、時代背景に即した理由がありました。




しかし、高性能なカメラが普及し、個性を尊重する価値観が広まった現代では、画一的な白塗りメイクは必要ありません。今の和装メイクは、不自然に隠すのではなく、その人自身の魅力を引き出すナチュラルなスタイルへと大きく変化しています。




素肌感を活かすのが今どきの常識




現代の和装メイクで最も重視されるのは**「透明感」「血色感」**です。まるで素肌そのものが美しいかのような、自然な仕上がりがトレンド。成功の鍵は、以下の3つのポイントにあります。





  • 透明感のあるベースメイク: 厚塗りで隠すのではなく、光を味方につけて肌のツヤと透明感を引き出す。

  • 内側からにじむような血色感: ポッと上気したような自然なチークや、潤いのあるリップで生命感をプラスする。

  • 自然な立体感: シェーディングやハイライトを効果的に使い、のっぺり見せないメリハリのある顔立ちを演出する。




これらのポイントを押さえることで、和装の品格を保ちつつ、古臭くならずにあなた自身の魅力を最大限に引き出せます。この記事では、「白塗り」という古い固定観念を覆し、今どきのナチュラルな和装メイクを叶える具体的なコツをご紹介します。




透明感と立体感が鍵!プロが実践するナチュラル和装ベースメイク術




「透明感」と「立体感」を実現するうえで最も重要なのが、メイクの土台となるベース作りです。着物の華やかさに負けない、それでいて厚塗り感のない洗練された肌は、3つのステップで作り上げます。プロも実践する、素肌感を活かしたベースメイク術を見ていきましょう。







和装メイクは「白塗り」じゃない!今どきのナチュラル和装メイクのコツ - 1



ステップ1:土台が命!潤いを仕込むスキンケアと下地選び




和装は長時間着用するため、メイク直しが簡単にはできません。そのため、メイク前のスキンケアが崩れにくさを大きく左右します。化粧水で十分に水分を与え、乳液やクリームで潤いをしっかり閉じ込めましょう。肌が乾燥していると、かえって皮脂が過剰に分泌され、テカリや崩れの原因になります。




スキンケアで肌を整えたら、次は化粧下地です。ここで活躍するのが、肌悩みを色で補正する「コントロールカラー」。下地で色ムラを整えておけば、ファンデーションを少量で済ませ、厚塗りを防げます。





  • 赤みが気になる部分に: グリーン系

  • 黄ぐすみを飛ばし透明感を出すなら: パープル系 or ブルー系

  • 顔色が悪く血色感が欲しいときは: ピンク系




自分の肌悩みに合わせてコントロールカラーを選び、気になる部分に薄く伸ばすだけで、肌全体のトーンが均一に整います。




ステップ2:厚塗り感ゼロ!素肌を活かすファンデーション術




ファンデーションは、素肌感を残すために「薄く、均一に」が基本です。ツヤ感の出やすいリキッドタイプやクッションファンデーションが適しています。




塗る際は、顔の中心から外側に向かって放射状に薄く伸ばすのがポイント。フェイスラインにはほとんど塗らないようにすると、自然に仕上がります。ツールは、水で濡らして固く絞ったスポンジを使うのがおすすめです。余分なファンデーションを吸収しつつ密着度を高めてくれるため、美しいツヤと崩れにくさを両立できます。




シミやクマなどの気になる部分は、ファンデーションを重ねるのではなくコンシーラーでカバーします。カバーしたい部分にだけコンシーラーを少量乗せ、指で境目を優しく叩き込むように馴染ませましょう。このひと手間で、厚塗り感を出さずに肌の完成度を格段に高められます。




ステップ3:メリハリを演出!光と影を操る立体感メイク




のっぺりとした印象になりがちな和装メイクに、自然な立体感を与えるのがハイライトとシェーディングです。




ハイライトは、パールが細かく肌馴染みの良いカラーを選び、光を集めて高く見せたい部分に仕込みます。





  • Tゾーン(額の中央から鼻筋)

  • 目の下のCゾーン

  • あご先

  • 上唇の山部分




これらの箇所にサッと入れるだけで、上品なツヤとメリハリが生まれます。




シェーディングは、肌色より少し暗いパウダーを使い、影を作って引き締めます。フェイスラインや髪の生え際にふんわりと入れると小顔効果が期待できます。ただし、着物の襟を汚さないよう、首との境目はしっかりぼかしましょう。




“抜け感”で差がつく!パーツ別・今どき和装ポイントメイクのコツ




透明感のあるベースメイクが完成したら、次は顔の印象を左右するポイントメイクです。かつてははっきりとした色使いが主流でしたが、今は「抜け感」を意識した引き算のメイクがトレンド。パーツごとにコツを押さえるだけで、洗練された印象に仕上がります。







和装メイクは「白塗り」じゃない!今どきのナチュラル和装メイクのコツ - 2



凛とした美しさを宿す、ナチュラルなアーチ眉




和装において眉は、顔の印象を引き締める重要なパーツです。細く吊り上がった眉は古風な印象になりがちなので、自眉を活かした、凛としつつも柔らかなアーチ眉を目指しましょう。





  1. パウダーでふんわりと形を作る
    髪色に合わせたアイブロウパウダーで、眉山から眉尻にかけて輪郭を描きます。眉山は角度をつけすぎず、なだらかなアーチを意識しましょう。

  2. 眉尻はペンシルでシャープに
    眉尻はリキッドやペンシルを使い、一本一本描き足すようにシャープに仕上げます。輪郭を少しはっきりさせることで、凛とした表情が生まれます。

  3. 眉頭はぼかして抜け感を演出
    眉頭はパウダーを乗せすぎず、スクリューブラシでしっかりぼかして抜け感を出します。ここをふんわりさせることで、自然で優しい印象になります。




最後に、髪色よりワントーン明るい眉マスカラで毛流れを整えれば、より垢抜けたナチュラル眉が完成します。




上品な切れ長EYEを演出する、引き算アイメイク




目元は、着物の華やかさに負けない存在感を出しつつも、やりすぎないことが大切です。上品さをキーワードに、引き算を意識しましょう。




アイシャドウは、着物の色柄を選ばない肌なじみの良いカラーが万能です。ベージュやコーラルピンク、温かみのあるブラウンなど、肌の色から浮かない色を選びましょう。質感は、大粒のラメよりもマットや繊細なパールが入ったものが上品に見えます。グラデーションを作り込まず、単色か2色でまぶたにツヤと明るさを与える程度に、シンプルに仕上げるのが今どきのスタイルです。




アイラインは、目元をキリッと見せる切れ長EYEを意識します。黒のリキッドアイライナーでまつ毛の隙間を埋めるように細く引き、目尻は跳ね上げずにスッと真横に流すように描くと、伏し目も美しい上品な目元を演出できます。




血色感と調和を生む、チーク&リップ




チークとリップは、顔全体の血色感を操り、調和を生み出す重要な仕上げです。




チークは、内側からじゅわっと滲み出るような自然な血色感を演出します。パウダーよりも、クリームやリキッドタイプのチークがおすすめです。頬骨の高い位置からこめかみに向かって、楕円形にふんわりとぼかしましょう。




リップは、顔色をパッと明るく見せる色を選びます。パーソナルカラーを参考にすると失敗しにくくなります。





  • イエベ(イエローベース)の方: コーラルピンクやオレンジレッドなど、黄みを含んだ温かみのあるカラー

  • ブルベ(ブルーベース)の方: ローズピンクや青みのあるレッドなど、涼しげなカラー




質感は、マットすぎずツヤがありすぎない、セミマットや程よいツヤのあるタイプが上品な印象に仕上がります。リップライナーで輪郭を整えてから塗ると、口元が引き締まり、より和装に映える口元が完成します。




和装メイクは「白塗り」じゃない!今どきのナチュラル和装メイクのコツ - 3



自分らしさを引き立てるメイクで、特別な一日を最高の思い出に




ここまで、今どきのナチュラルな和装メイクを叶えるためのコツをご紹介しました。「和装メイクは白塗り」「普段とは全く違う特別なもの」というイメージが、少し変わったのではないでしょうか。現代の和装メイクで最も大切なのは、伝統を重んじながらも、画一的な美しさに自分を当てはめるのではなく、あなた自身の個性を活かし、魅力を最大限に引き出すことです。




振り返り:ナチュラル和装メイク成功の鍵




特別な一日を最高の自分で迎えるために、この記事でお伝えしたポイントを最後におさらいしましょう。





  • ベースメイクは「透明感」と「立体感」
    厚塗りを避け、素肌感を活かしたセミマットな肌を目指します。下地で肌を整え、ハイライトやシェーディングで自然なメリハリをつけるのが今どきのスタイルです。





  • ポイントメイクは「上品さ」と「血色感」
    眉はなだらかなアーチ、目元は肌なじみの良い色で切れ長に仕上げます。チークとリップで内側からにじむような血色感をプラスし、顔全体の調和を生み出すのが成功の秘訣です。どこかに「引き算」を意識することが洗練された印象に見せるコツです。






「白塗り」という固定観念から解放されれば、和装メイクの可能性は無限に広がります。お手持ちのコスメでも、色選びや入れ方を少し工夫するだけで、驚くほど和装に映えるメイクを自分で施せます。この記事のコツを参考に、あなただけの和装メイクを自由に楽しんでみましょう。




鏡に映る、いつもより少し凛として、それでいて紛れもなく「あなたらしい」姿が自信を与えてくれるでしょう。その自信こそが、あなたの表情を最も美しく輝かせ、晴れの日を忘れられない最高の思い出へと導いてくれます。






つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。