2025.08.10

【完全ガイド】和婚・神社婚の当日の流れと準備スケジュールを徹底解剖!


【完全ガイド】和婚・神社婚の当日の流れと準備スケジュールを徹底解剖!



 



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厳かで美しい、日本の伝統的な結婚式「和婚・神社婚」。


その神聖な雰囲気に憧れを持つ一方で、「ドレスを着る結婚式と違って、準備や当日の流れがイメージしづらい…」と感じていませんか?


「参進の儀(さんしんのぎ)」「三三九度(さんさんくど)」といった独特の儀式や、準備のダンドリなど、分からないことも多いですよね。


そこでこの記事では、そんなお悩みを解消するため、和婚・神社婚の「準備から当日まで」の全ての流れを、分かりやすく徹底解説します。


これを読めば、和婚のすべてが分かり、安心して最高の一日を迎えることができますよ。



 


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理想の一日へ!和婚・神社婚の「当日まで」の準備スケジュール


 


まずは、結婚式当日を迎えるまでの準備の流れを、期間ごとに見ていきましょう。


 


【1年~半年前】情報収集とパートナー選びの時期


 


この時期は、理想の和婚のイメージを固める最も重要な期間です。




  1. スタイルの決定


    「挙式だけ行う」「親しい家族と会食もする」など、どんな結婚式にしたいか、おふたりで話し合いましょう。




  2. 情報収集と相談


    和婚に強いプロデュース会社やプランナーを探し、無料相談会などに参加して情報収集を始めます。




  3. 神社の決定と予約


    和婚の舞台となる神社を選びます。人気の神社は1年前から予約が埋まることも。早めに候補を絞り、空き状況を確認、予約(仮予約)をしましょう。




  4. ゲストのリストアップ


    誰を招待したいか、おおよその人数をリストアップします。これが後の会場選びや予算決めの基礎になります。




 


【半年前~3ヶ月前】衣装選びとゲストへのご案内


 


具体的な準備が本格化する時期です。




  1. 衣装選び(試着)の開始


    白無垢、色打掛、引振袖など、和装は種類が豊富。提携の衣装店などで試着を始め、運命の一着を見つけましょう。




  2. 会食会場の決定・予約


    挙式後に会食を行う場合は、神社の近くの料亭やレストランなどを予約します。




  3. 招待状の発送


    家族婚などで不要な場合を除き、ゲストに招待状を発送します。




 


【3ヶ月前~1ヶ月前】詳細の打ち合わせ


 


パーティーの内容を具体的に詰めていく時期です。




  1. カメラマン・美容スタッフの手配


    写真やビデオ撮影、当日のヘアメイクなどを正式に依頼します。




  2. 会食内容の決定


    料理のコースやドリンクメニュー、簡単なプログラムなどを決めます。




  3. 引き出物・ギフトの選定


    ゲストに贈る記念品やプチギフトを選びます。




  4. 交通・宿泊の手配


    遠方からのゲストがいる場合、お車代や宿泊の手配を進めます。




 


【1ヶ月前~当日】最終確認


 


いよいよラストスパート。最終確認を丁寧に行いましょう。




  1. ゲスト人数の最終確定




  2. 衣装の最終フィッティング




  3. 神社への初穂料、各所への支払いの準備




  4. 両親への手紙や謝辞の準備




  5. プランナーとの最終打ち合わせ






 


一生忘れられない一日に。和婚・神社婚「当日」の流れ


 


そして迎えた結婚式当日。一般的な当日の流れを、ステップごとにご紹介します。


 


Step 1:支度(したく)


 


新郎新婦が別々の部屋、または同じ部屋で着付けやヘアメイクを行います。特に花嫁の支度は、着付けとヘアメイクで約2時間~2時間半ほどかかります。この間に、ご家族やご親族も会場に到着します。


 


Step 2:親族紹介(しんぞくしょうかい)


 


挙式の前、両家の親族が一堂に会し、お互いの家族を紹介し合います。新郎または新郎の父が進行役となり、家族の絆を深める大切な時間です。


 


Step 3:参進の儀(さんしんのぎ)


 


支度を終えた新郎新婦と両家の親族が、神職と巫女に導かれて本殿までを歩く、花嫁行列のことです。雅楽が流れる中、厳かな気持ちで本殿へと向かいます。


 


Step 4:神前挙式(しんぜんきょしき)


 


いよいよ本殿での挙式です。神前式の主な儀式は以下の通りです。一つひとつの儀式に、ふたりの幸せを願う深い意味が込められています。(※神社によって内容は異なります)



































儀式の名称 内容
修祓の儀(しゅばつのぎ) 斎主(神職)が、参列者全員をお祓いし、心身を清める儀式。
祝詞奏上(のりとそうじょう) 斎主が、神様にふたりの結婚を報告し、幸せを願う祝詞を読み上げる。
三三九度(さんさんくど) 新郎新婦が大中小3つの杯で御神酒を酌み交わし、夫婦の永遠の契りを結ぶ。
指輪交換(ゆびわこうかん) ふたりの結婚の証として、指輪を交換します(現代になって取り入れられた儀式)。
玉串奉奠(たまぐしほうてん) 玉串(榊の枝)にふたりの想いを乗せ、神様に捧げます。
親族杯の儀(しんぞくはいのぎ) 両家の親族全員で御神酒をいただき、家族の結びつきを固める儀式。

 


Step 5:集合写真(しゅうごうしゃしん)


 


挙式が無事結んだ後、本殿の前や境内など、景色の良い場所で親族全員の集合写真を撮影します。


 


Step 6:会食会(かいしょくかい)


 


場所を料亭やレストランに移し、お祝いの会食が始まります。親族のみの場合は、派手な演出よりも、美味しい食事と歓談を中心に、和やかな時間を過ごすのが一般的です。


 


まとめ


 


和婚・神社婚の流れは、一見すると複雑に見えるかもしれませんが、その一つひとつのステップには、おふたりとご家族の幸せを願う大切な意味が込められています。


事前に準備や当日の流れをしっかりと理解しておくことで、心に余裕が生まれ、かけがえのない瞬間を存分に味わうことができます。


この記事が、おふたりの素晴らしい和婚・神社婚の実現に向けた、確かな道しるべとなれば幸いです。


つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。