2025.10.16

【ナシ婚のメリット・デメリット総まとめ】結婚式しないのは後悔する?


【ナシ婚のメリット・デメリット総まとめ】結婚式しないのは後悔する?代替案と後悔しないための全知識


 


近年、結婚式の形は多様化し、**「結婚式をしない」という選択、いわゆる「ナシ婚」**を選ぶカップルが増えています。


「お金がかかる」「準備が大変そう」「人前に出るのが苦手」など、ナシ婚を選ぶ理由はさまざまですが、一方で「後悔しないか」「親や友人にどう思われるか」といった不安もつきものです。


この記事では、ナシ婚を選択するカップルのリアルな声や割合、メリット・デメリット、そして後悔しないための具体的な代替案まで、ナシ婚に関する知っておくべき情報をすべて解説します。



 


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1. 結婚式をしない「ナシ婚」を選ぶカップルの現状と割合


 


そもそも、結婚式をしないカップルはどのくらいいるのでしょうか。


最新の調査によると、挙式や披露宴をしない**「ナシ婚」を選択するカップルは全体の約4割**に上るとされています。(出典:マイナビウエディングなど、調査により数値は変動あり)


この数字は年々増加傾向にあり、「結婚式はするもの」という従来の考え方は大きく変化しています。


 


なぜ結婚式をしないの?主な理由TOP3


 


先輩カップルへのアンケート調査で、ナシ婚を選んだ主な理由は以下の通りです。


順位理由

1位お金がかかるから(新生活や新婚旅行にお金をかけたい)

2位関心がなかった、必要性を感じなかったから

3位準備が大変そうだから(仕事が忙しい、妊娠など)

その他、「人前で注目されるのが苦手」「形式的な儀式に抵抗がある」といった理由も多く挙げられています。



 


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2. ナシ婚のメリットとデメリット:徹底比較


 


ナシ婚は合理的で実用的な選択ですが、失うものもあります。後悔しないために、メリットとデメリットを慎重に比較検討しましょう。


 


【メリット】「しない」から得られるもの


メリット 具体的な内容

・費用負担の大幅な軽減 結婚式費用が不要なため、浮いたお金を新生活資金や新婚旅行、マイホーム費用などに充てられる。

・準備の負担がない 式場選び、打ち合わせ、招待状作成などの手間や時間、精神的なストレスから解放される。

人間関係の悩みが少ない ゲストの選別や、職場・親族間の配慮によるトラブルを回避できる。

・日程調整の自由度が高い いつでも入籍可能で、急な予定変更にも対応しやすい。(特に授かり婚の場合など)


 


【デメリット】「しない」ことで失うもの


デメリット具体的な内容


・結婚した実感が湧きにくい


・華やかなイベントがないため、恋人から夫婦へ移行したという節目や実感が薄くなる。


・親に晴れ姿を見せられない親世代は結婚式を望んでいるケースも多く、親孝行の機会を失い、親をがっかりさせてしまう可能性がある。


・周囲への報告・感謝の手間結婚報告や、ご祝儀・お祝いをくれた人へのお返し(内祝い)を個別に行う手間がかかる。


・後になって後悔する可能性があるドラマや友人の結婚式を見て「やっぱりドレスを着たかった」「皆にお祝いしてほしかった」と心残りになるケースがある。


 




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3. 「結婚式しない」カップルの後悔ポイントと対処法


 


ナシ婚を選択したカップルのうち、約4割が「結婚式をすればよかった」と後悔を感じているというデータもあります。(出典:ゼクシィなど)


特に後悔しやすい3つのポイントと、その対処法を紹介します。


後悔ポイント対処法(代替案)

①親に晴れ姿を見せられなかったフォトウェディング(前撮り・後撮り)でウェディングドレス姿を記念に残し、両親に写真やアルバムをプレゼントする。

②夫婦になった節目がなかった婚姻届提出日に特別なディナーを計画する、結婚指輪を特別な記念品として用意する。

③みんなに感謝を伝える機会がなかった両家顔合わせの食事会を豪華に行う、親しい友人を招いた会費制のカジュアルなパーティーを開く。

 


後悔しないための「第三の道」:ほぼナシ婚スタイル


 


「完全なナシ婚だと後悔しそうだけど、大掛かりな式は避けたい」というカップルには、以下の「ほぼナシ婚」スタイルがおすすめです。




  • フォトウェディング:最も手軽な代替案。衣装を着て写真だけ残す。




  • 両家顔合わせ食事会:親族のみで、会食を通じて結婚の報告と親睦を深める。




  • 挙式のみ/少人数婚:宗教的な儀式や誓いの場である「挙式」のみ、または両親・親族・本当に親しい友人数名でアットホームな会食を行う。




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4. 親や周囲に理解してもらうための大切なステップ


 


ナシ婚を選択する上で、最も重要なのは**「周囲への配慮」です。


 


1. 両親への誠実な説明と感謝を伝える


 


親世代は「結婚式は当然するもの」という意識が強いため、まずは二人の考えを丁寧に説明し、親の気持ちに寄り添うことが大切です。




  • 親の本音を聞く:「なぜ式をしてほしいのか」の理由を理解する(例:友人や親族に披露したい、晴れ姿が見たいなど)。




  • 代替案を提示する:親が望む要素(例:晴れ姿)を、フォトウェディングや食事会で叶えることを提案する。




  • 感謝を伝える:手紙や記念品のプレゼントなどで、式を挙げなくても感謝の気持ちは変わらないことを伝える。




 


2. 友人・職場への早めの報告と配慮


 


「式をしない」と決めたら、招待を期待しているかもしれない友人や、お祝いを検討している職場の人々へ、早めに明確に伝えることがマナーです。




  • 報告のタイミング:入籍の報告と同時に「式はしない予定」であることを明確に伝える。




  • お祝いへのお返し:ご祝儀やプレゼントをいただいたら、必ず内祝い(お返し)を贈る。





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5. まとめ:二人にとって最良の選択をするために


 


「結婚式しない」という選択は、時間や費用を「新生活」という未来に投資できる合理的で現代的なスタイルです。


しかし、後悔しないためには、「結婚の節目」と「周囲への感謝」をどう伝えるかを二人でしっかり話し合い、代替案を用意しておくことが重要です。


ナシ婚でも、フォトウェディングや食事会など、結婚を記念し、大切な人たちに感謝を伝える方法はたくさんあります。この記事を参考に、お二人にとって最も納得できる結婚の形を選んでください。


つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。