【福岡・朝倉】帚木蓬生氏の小説『水神』の舞台。愛と覚悟の聖地「長野水神社」
【福岡・朝倉】帚木蓬生氏の小説『水神』の舞台。愛と覚悟の聖地「長野水神社」
福岡県朝倉市。 筑後川の恵みを受け、美しい田園風景が広がるこの地に、ある壮大な物語を秘めた神社があります。
今回は、福岡が生んだ作家・帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)氏の傑作小説『水神』の舞台としても知られる**「長野水神社(ながのすいじんじゃ)」**をご紹介します。
これから夫婦となるお二人にこそ触れていただきたい、深い歴史と愛の場所をご紹介します。

■ 命がけの難工事に挑んだ「5人の義人」
長野水神社に祀られているのは、神話の神様だけではありません。実在した**「5人の庄屋(村のリーダー)」**たちが神様として祀られています。
◆ 命をかけた「水」への執念
「なんとかして筑後川から水を引かなければ、民が飢えて死んでしまう」 そう考えた5人の庄屋は、藩に水路の建設を直訴します。
しかし、当時の技術では不可能に近い難工事。失敗すれば重罪です。 それでも彼らは、「失敗したら、我々5人が人柱になる(処刑されても構わない)」という覚悟を示し、なんと自分たちの処刑台や棺桶を用意して工事に挑んだのです。
その5人のうちの一人が、長野水神社の御祭神として柱として名前がある私の先祖である**「重富 平左衛門(しげとみ へいざえもん)」**です。

■ 小説『水神』に描かれた不屈の魂
この史実は、**帚木蓬生氏の長編歴史小説『水神』**の題材となっています。
帚木先生の緻密な筆致により、荒れ狂う筑後川と闘いながら、民のために命を燃やした男たちの苦悩と、それを支えた家族や地域の絆が克明に描かれています。 単なる伝説ではなく、確かにこの地で生きた人々の「熱い想い」があったからこそ、今の豊かな朝倉の風景があるのです。
読書好きのお二人なら、この小説を読んでから訪れると、目に映る景色がより一層感慨深いものになるでしょう。
■ 夫婦であやかりたい「困難突破」のご利益
そんな歴史を持つ長野水神社は、以下のようなご利益があると言われています。
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困難突破・願望成就: 命がけで難工事を成功させたパワーが、二人の前に立ちはだかる壁を打ち破る力を授けてくれます。
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五穀豊穣・繁栄: 水が大地を潤すように、家庭や事業に実りをもたらします。
これから新しい人生を歩むお二人。「どんな困難も二人で乗り越えていこう」という誓いを立てる場所として、これ以上ないパワースポットです。

■ 筑後川のせせらぎと歴史に癒やされる
神社のすぐそばには、当時の偉業を今に伝える「山田堰(やまだぜき)」があり、美しい水辺の風景が広がっています。 春には桜、夏には涼やかな水流と、日本の原風景を感じられるロケーションは、和装での散策やデートにもぴったりです。
小説のページをめくるように、先人たちの想いに心を寄せる旅。 福岡・朝倉方面へお出かけの際は、ぜひこの長野水神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
