2026.01.05

【仏前式とは?】「来世まで結ばれる」究極の誓い。あまり知られていない仏教スタイルの結婚式を徹底解剖!


【仏前式とは?】「来世まで結ばれる」究極の誓い。あまり知られていない仏教スタイルの結婚式を徹底解剖!


「結婚式」と聞いて、思い浮かべるのはチャペルでの誓いでしょうか?それとも神社での厳かな儀式でしょうか?


実は今、**「仏前式(ぶつぜんしき)」**という選択肢が、感度の高いカップルの間で密かに注目を集めています。


「えっ、お寺で結婚式ができるの?」


と驚かれることも多いこのスタイル。


派手さはありませんが、実はどの結婚式よりも**「二人の絆」と「ご先祖様への感謝」**を深く感じられる、とても温かい式なのです。


今回は、謎に包まれた「仏前式の魅力・流れ・費用」について、分かりやすく解説します。


宮崎神宮,結婚式


■ そもそも「仏前式」ってなに?


仏前式とは、その名の通り**「仏様やご先祖様の前で誓う結婚式」**のことです。


お寺の本堂や、自宅の仏間で行われます。


最大の特徴は、**「因縁(いんねん)」**という仏教の教えに基づいている点です。




  • 神前式(神社): 「神様」に二人の結婚を報告し、守ってもらう。




  • 仏前式(お寺): 「仏様・ご先祖様」に、二人が巡り会えたご縁(因縁)を感謝し、来世までの結びつきを誓う。




「二人が出会ったのは偶然ではなく、前世からの導きである」


この考え方がベースにあるため、仏前式では「生まれ変わっても、また一緒になろう」という、現世だけにとどまらない永遠の愛を誓います。


実はとってもロマンチックな結婚式なのです。


■ 仏前式だけの特別な儀式「数珠の交換」


キリスト教式や神前式では「指輪の交換」を行いますが、仏前式では**「念珠(ねんじゅ=数珠)の授与・交換」**が行われます。




  1. 白い房の念珠: 男性(新郎)へ




  2. 赤い房の念珠: 女性(新婦)へ




僧侶から授けられた念珠を、お互いの左手に持ちます。


これには「仏教に帰依し、心を合わせて生きていく」という意味があり、指輪交換以上に神聖な瞬間と言われています。


(※現在では、念珠授与のあとに指輪交換を行うお寺も増えています)


仏前式


■ 気になる当日の「流れ」を徹底解剖!


所要時間は約30分〜40分程度。


僧侶がお経をあげる中で進むため、非常に厳かで静謐な空気に包まれます。


1. 入堂(にゅうどう)


僧侶に導かれ、新郎新婦、両親、親族がお寺の本堂へ入ります。


2. 啓白文朗読(けいびゃくもんろうどく)


僧侶が仏様に対し、「本日、二人が結婚することを報告します」という言葉を読み上げます。


3. 念珠授与(ねんじゅじゅよ)


仏前式最大の見せ場。僧侶から、またはお互いに白い念珠と赤い念珠を交換します。


4. 司婚の辞(しこんのじ)


僧侶からお祝いの言葉と、仏教徒としての夫婦の心得を授かります。


5. 焼香(しょうこう)


新郎新婦、続いて親族代表が焼香を行い、心を清めます。


6. 式杯(しきはい)


神前式でいう「三三九度」です。お酒を飲み交わし、夫婦の契りを結びます。


7. 親族固めの杯


参列者全員でお神酒をいただき、両家の絆を結びます。


■ 仏前式のメリット・デメリット


「人とは違う結婚式」ができる仏前式ですが、向き不向きもあります。


✅ 【メリット】




  • 費用がリーズナブル


    「挙式料」ではなく「お布施」としてお寺に納めますが、相場は10万円〜25万円程度。神社やチャペルに比べて安価な場合が多いです。




  • ご先祖様を大切にできる


    「結婚=家と家の結びつき」を強く実感できます。ご両親や祖父母様には特に喜ばれます。




  • 衣装が映える


    お寺の豪華な金箔や彫刻、歴史ある空間は、白無垢や色打掛が最高に美しく映えます。




⚠️ 【デメリット・注意点】




  • 「正座」がつらい?


    基本は畳の上で正座ですが、最近は椅子を用意してくれるお寺も増えています。事前に確認しましょう。




  • 参列は親族のみが一般的


    本堂の広さや格式の問題で、友人の参列が難しい場合があります(※大きなお寺なら可能なこともあります)。




  • 独特の厳しさがある


    華やかな演出やBGMは流せません。静寂を楽しむスタイルです。




■ どこで挙げられるの?


大きく分けて2つのパターンがあります。




  1. 先祖代々のお寺(菩提寺):


    実家がお世話になっているお寺にお願いするパターン。最もポピュラーで、ご先祖様への報告という意味合いが強くなります。




  2. 有名なお寺・観光地のお寺:


    京都や鎌倉、東京の築地本願寺など、結婚式を受け入れている有名寺院で挙げるパターン。信徒でなくても受け入れてくれる場所が多いです。




■ まとめ:流行に流されない「本物」の誓いを


派手な演出も、流行のドレスもないかもしれません。


しかし、お香の香りに包まれ、静寂の中でご先祖様に感謝を伝える時間は、何物にも代えがたい「重み」があります。


「来世でも、またあなたと結ばれたい」


そんな深い愛情を持つお二人なら、仏前式はきっと生涯忘れられない素晴らしい一日になるはずです。


和婚の選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?




【珍しい挙式スタイルもご相談ください】 和婚さくら 神社での神前式はもちろん、仏前式に対応している会場のご案内や、衣装の手配も可能です。 「人とは違う、伝統的な式がしたい」というお二人をサポートします。


つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。