2026.01.14

神社で挙げる結婚式、友人参列はNG?招待範囲とゲストへの配慮マナー

神社で挙げる結婚式、友人参列はNG?招待範囲とゲストへの配慮マナー


「厳かな神社で結婚式を挙げたいけれど、友人も参列してもらって大丈夫?」 「親族のみと言われることが多いけど、親友だけはどうしても呼びたい…」


神前式を検討する中で、このような悩みを抱える新郎新婦様は少なくありません。 一般的に「家と家の結びつき」を重視する神前式は、親族のみで行われるイメージが強いですが、実際には友人を招待することは可能なのでしょうか?


今回は、神社挙式における**「友人参列の可否」と、招待する際の「範囲の決め方」、そして友人を招く上で欠かせない「配慮とマナー」**について解説します。


淡路島・伊弉諾神宮


1. 結論:友人の参列は「神社による」


まず結論から申し上げますと、「友人の参列は絶対にNG」という決まりはありません。 しかし、**「神社(会場)の設備や方針によって異なる」**というのが実情です。


なぜ「親族のみ」が多いの?


主な理由は以下の2点です。




  1. 収容人数の問題 多くの神社の本殿(挙式を行う場所)は、それほど広くありません。両家の親族(約20〜40名程度)が入ると満席になってしまうため、物理的に友人を呼べないケースが多いのです。




  2. 儀式の意味合い 神前式には「親族固めの杯(親族紹介)」など、家同士の絆を深める儀式が含まれます。そのため、伝統的な考え方を重視する神社やご家家では、参列を親族に限定することがあります。




 


淡路島・伊弉諾神宮


「友人OK」の神社も増えている!


近年は、「開かれた結婚式」へのニーズに応え、友人の参列を歓迎する神社も増えています。




  • 収容人数が多い神社(50名〜100名規模の参列が可能)




  • 友人用スペースがある神社(拝殿の外や回廊から見守ることができる)




このように、神社選びさえ間違えなければ、大切な友人に花嫁姿を見てもらうことは十分に可能です。


2. どこまで呼ぶ?「招待範囲」の決め方


友人を呼べる神社であっても、全員を呼べるわけではない場合がほとんどです。 トラブルを避けるために、招待範囲は慎重に決めましょう。


ステップ① 神社の「最大収容人数」を確認する


まずは、検討している神社の定員を確認します。 例:定員40名


ステップ② 親族の人数を確定させる


親族は優先的に案内します。 例:新郎側親族15名 + 新婦側親族15名 = 合計30名


ステップ③ 残りの席数で友人を絞り込む


例:40名(定員) − 30名(親族) = 残り10名(友人枠)


この「残り枠」に誰を呼ぶかを考えます。




  • 幼馴染や親友のみ(数名に厳選)




  • どうしても呼びたい恩師




【注意点】 「Aちゃんは呼んだけど、Bちゃんは呼ばなかった」となると角が立つ場合があります。 「神社の席数の関係で、親族と幼馴染だけで行うことになった」と、明確な理由を伝えておくとスムーズです。


3. 友人ゲストを招待する際の「配慮とマナー」


普段馴染みのない神前式に参列してもらう友人には、招待する側として細やかな配慮が必要です。


① 招待状で「神前式であること」を明確に伝える


招待状には、挙式が神前式で行われることを明記しましょう。 「当日は神前式を執り行います。〇〇様にもぜひご参列いただきたく存じます」と一筆添えると丁寧です。


② 服装マナーを案内する


「神社だから着物じゃないとダメ?」と不安に思う友人もいます。 基本的に、友人は洋装(ドレスやスーツ)で全く問題ありません。 ただし、素足や露出の多い服装はNGですので、「神聖な場ですので、露出を控えた服装でお越しください」と案内しておくと親切です。


③ 挙式前の過ごし方を伝える


神前式では、挙式前に「親族紹介」を行う時間があります。 その間、友人はどこで待てばいいのか(控室はあるのか、カフェで待ってもらうのか)を事前に案内しておきましょう。 友人が手持ち無沙汰にならないよう、スタッフに誘導をお願いしておくのも大切です。


④ 作法について「安心」させる


「三三九度とか、やり方が分からない!」と緊張してしまう友人もいます。 基本的に友人が行う儀式は、起立・着席や、最後の退場の際に見守ることくらいです。 「難しい作法はないから、リラックスして楽しんでね」と伝えてあげましょう。


4. 参列できない友人へのフォロー


神社の広さの関係で、どうしても呼べない友人がいる場合。 その友人たちには、以下のような対応をすると喜ばれます。




  • 披露宴からの参加をお願いする 「挙式は親族のみで行うため、披露宴からぜひ参加してほしい」と伝えます。これが最も一般的なスタイルです。




  • 挙式後に集合写真を撮る 挙式には入れなくても、神社の境内でのフラワーシャワーや、集合写真撮影の時間に来てもらうパターンです。晴れ姿を見てもらえて、お祝いの言葉を直接交わせます。




結びに


「神社での結婚式=友人は呼べない」と諦める必要はありません。 広い神社を選んだり、招待人数を工夫したりすることで、大切な友人たちに見守られながらの神前式は叶います。


まずは、お二人が「誰に誓いを見届けてほしいか」を話し合い、その希望が叶う神社を探してみてください。 厳かな空気の中、友人たちの温かい眼差しに包まれる結婚式は、きっと一生の宝物になるはずです。

つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。