【和装人前式】とは?「着物×自由」が新しい!神前式との違いや感動の演出アイデアを完全ガイド
日本の伝統的な花嫁衣裳である「和装」。 最近では、神社ではなく、ホテルやレストラン、ゲストハウスで行う「人前式」で和装を選ぶカップルが増えています。
「和装人前式」は、形式やしきたりに縛られないため、お二人らしさを最大限に表現できるのが最大の魅力。 厳かでありながら、どこか温かくて新しい。そんな和装人前式の世界をご紹介します。

そもそも「和装人前式」と「神前式」は何が違う?
まずは、よく比較される「神前式(しんぜんしき)」との違いを整理しましょう。
・誓う相手 神前式:神様(神道の神)に誓う 和装人前式:参加してくれるゲスト(親族・友人・知人)に誓う
・場所 神前式:神社、またはホテル内の神殿 和装人前式:場所を選ばない(披露宴会場、庭園、レストラン、ロビーなど)
・進行とルール 神前式:神職(神主)が進行し、厳格な作法(玉串奉奠など)がある 和装人前式:司会者が進行し、決まった作法はない。自由にプログラムを組める
つまり、和装人前式は「着物は着るけれど、中身は自由」な挙式スタイルなのです。

和装人前式が選ばれる3つのメリット
メリット1:移動がなく、全天候型で安心 神社で挙式をする場合、披露宴会場への移動バス手配や、雨天時の参進(花嫁行列)の中止など、天候や移動のリスクがあります。 しかし、和装人前式なら披露宴会場と同じ場所で行うため、移動はゼロ。空調の効いた室内で行えば、真夏や真冬でもゲストに負担をかけません。
メリット2:友人も全員参加できる 神前式の多くは「親族のみ」の参列に限られることが多く、友人は披露宴からの参加になりがちです。 和装人前式なら、広い会場を使えるため、友人や職場の同僚など、大切なゲスト全員に見守ってもらうことができます。
メリット3:コストパフォーマンスが良い 神社で挙式をする場合、「初穂料(挙式料)」として10万〜30万円ほどかかります。 一方、和装人前式は「宴内人前式(披露宴会場内での挙式)」にすれば、会場費を追加で払う必要がなく、司会者や音響などの実費だけで済むため、費用を大幅に抑えることができます。
和装だからこそ映える!おすすめ演出アイデア
自由な人前式だからこそ、和の伝統を取り入れた「現代風の演出」が人気です。
・紅差しの儀(べにさしのぎ) 入場前、または入場直後に、お母様から花嫁へ口紅を塗ってもらう儀式です。「魔除け」や「娘として最後の身支度」という意味があり、母娘の絆を感じる感動的なシーンになります。
・水合わせの儀 ご両家の実家の水を汲んできてもらい、一つの杯に注ぎ合わせる儀式。「別々の環境で育った二人が一つになり、新しい家庭を築く」という意味が込められています。
・三三九度(さんさんくど)のアレンジ 神前式で行う三三九度を、人前式に取り入れるのも素敵です。 お神酒(日本酒)だけでなく、二人の出身地のワインやジュースで行ったり、ご両親にも参加してもらう「結びの杯」にしたりと、アレンジも自由自在です。
・折り鶴シャワー 退場の際、フラワーシャワーの代わりに、千代紙で折った「折り鶴」をゲストに投げてもらいます。 和装との相性が抜群で、写真映えも最高です。
和装人前式の基本的な流れ(例)
所要時間は15分〜20分程度です。
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新郎新婦 入場 番傘をさして入場したり、人力車を使ったりする演出も可能です。
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開式の辞 司会者が開式を宣言します。
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誓いの言葉 お二人で考えたオリジナルの誓詞を読み上げます。巻物風の紙に書いておくと、より和の雰囲気が出ます。
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指輪の交換 和装であっても、指輪の交換は定番の演出として人気です。
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三三九度(または水合わせの儀) ここで和装ならではの儀式を取り入れます。
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結婚誓約書への署名 新郎新婦、そして立会人(両家の親など)が署名します。
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結婚成立の宣言 司会者がゲストへ結婚の成立を報告し、承認の拍手をもらいます。
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閉式の辞・退場 折り鶴シャワーなどで華やかに退場します。
まとめ:伝統と個性が融合する「和モダン」な結婚式
「白無垢や色打掛の美しさはそのままに、もっと自由に、もっと楽しく」 そんな願いを叶えるのが和装人前式です。
堅苦しい作法を覚える必要はありません。 大切なのは、目の前にいるゲストへの感謝と、未来への決意を伝えること。
日本の心を感じながら、お二人らしいスタイルで、記憶に残る最高の一日を作り上げてくださいね。