2026.02.21

【和婚とは】神前式だけじゃない!3つのスタイルと人気の理由


今、和婚が注目される理由とは?日本の伝統美が彩る結婚式




白無垢や色打掛を身に纏い、厳かな神社の境内を歩む花嫁の姿。日本の伝統的な結婚式に、憧れを抱く方は少なくありません。「和婚」と聞くと、多くの方が神社で行う「神前式(しんぜんしき)」を思い浮かべるかもしれませんが、現代の和婚は神前式だけでなく、より自由で多様なスタイルへと進化しています。




ウェディングドレスが主流の現代において、なぜ今「和婚」を選ぶカップルが増えているのでしょうか。その背景には、「自分たちらしさ」を大切にし、家族との絆を深く感じたいという価値観の変化があります。日本の美しい文化や伝統を、結婚式という人生の節目で分かち合いたいという想いが、多くのカップルを和婚へと惹きつけているのです。




この記事でわかること




「和婚に興味はあるけれど、何から調べればいいかわからない」「神前式は格式が高そうで少し不安…」と感じているお二人のために、この記事では「和婚とは何か」という基本から、その奥深い魅力までを丁寧に解説します。




この記事を読めば、以下のような疑問や不安が解消されるはずです。





  • 和婚の基礎知識: そもそも「和婚」がどのような結婚式を指すのか

  • 挙式の種類: 「神前式」だけでなく、「仏前式」や「人前式」といった多様なスタイルの違い

  • 和婚ならではの魅力: 美しい和装や、儀式に込められた深い意味

  • 選ばれる理由: 多くの先輩カップルが和婚を選んだ決め手




この記事が、漠然とした和婚への憧れを具体的なイメージへと変えるお手伝いをします。伝統を重んじながら進化する和婚の世界を知れば、きっとお二人にぴったりの結婚式の形が見つかるでしょう。




【スタイル別】和婚の種類を徹底比較!神前式・仏前式・人前式の違い




「和婚」には、主に「神前式」「仏前式」「人前式」の3種類があります。それぞれ挙式の場所や儀式の内容、込められた意味が異なります。ご自身の価値観や理想の結婚式に合わせて選べるよう、各スタイルの特徴を見ていきましょう。




神前式(しんぜんしき) - 神様に誓う、最も一般的な和婚スタイル




和婚と聞いて多くの方がイメージするのが、この神前式です。神社や結婚式場に併設された神殿で、神様にお二人の結婚を報告し、両家の末永い繁栄を願う伝統的な挙式スタイルです。





  • 主な挙式場所:全国の神社、ホテルや専門式場の神殿

  • 儀式の特徴:雅楽の生演奏が響く厳かな雰囲気のなか、古式ゆかしい儀式が執り行われます。夫婦の永遠の契りを結ぶ「三三九度(さんさんくど)」や、神様への感謝を込めて榊(さかき)を奉納する「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」などが代表的です。日本の伝統美を大切にし、格式高い雰囲気で誓いを立てたいお二人に選ばれています。







【和婚とは】神前式だけじゃない?種類と魅力、選ばれる理由を徹底解説 - 1



仏前式(ぶつぜんしき) - ご先祖様に見守られ、来世の縁を誓う




仏前式は、仏様とご先祖様の前で結婚を報告し、二人が出会えた「縁」に感謝する挙式スタイルです。来世での結びつきまで誓う点が大きな特徴です。





  • 主な挙式場所:先祖代々のお墓がある菩提寺(ぼだいじ)、縁のある寺院、自宅の仏壇の前

  • 儀式の特徴:僧侶による読経のなか、新郎新婦が数珠を授かる「念珠授与(ねんじゅじゅよ)」や焼香を行います。家と家の結びつきや、ご先祖様との繋がりを大切にしたいお二人に適したスタイルといえるでしょう。どちらかの宗派で行うのが基本のため、両家でよく話し合って決めることが大切です。




人前式(じんぜんしき) - ゲストが証人になる、自由で温かい和の誓い




人前式は、神仏に誓うのではなく、これまでお世話になった家族や友人など大切なゲスト全員に結婚を誓い、証人になってもらう挙式スタイルです。宗教や形式にとらわれず、最も自由度が高い点が魅力です。





  • 主な挙式場所:会場の制約がほとんどなく、庭園、レストラン、料亭など、和の雰囲気を感じられる場所ならどこでも可能です。

  • 儀式の特徴:決まった式次第はなく、お二人で自由にプログラムを組み立てられます。和装で行う人前式は、伝統美と現代的なオリジナリティを両立できると人気を集めています。両家の水を一つの盃に注ぎ合わせる「水合わせの儀」や、お二人自身の言葉で誓う「誓いの言葉」など、個性を表現できる演出を取り入れられます。アットホームな雰囲気で、ゲストとの一体感を大切にしたいお二人にぴったりのスタイルです。




なぜ今「和婚」が選ばれるのか?先輩カップルが語る5つの魅力




お二人らしいスタイルを選べる和婚は、近年ますます人気が高まっています。なぜこれほどまでに多くのカップルを惹きつけるのでしょうか。実際に和婚を挙げた先輩カップルの声をもとに、その普遍的な魅力を5つのポイントから深掘りします。




1. 職人技が光る、美しい伝統衣装




和婚の魅力として、まず格調高い伝統衣装が挙げられます。清浄無垢を象徴する「白無垢(しろむく)」、豪華絢爛な刺繍が施された「色打掛(いろうちかけ)」、凛とした美しさが際立つ「引振袖(ひきふりそで)」など、どれも日本の伝統技術の粋を集めた芸術品です。




「一生に一度だからこそ、日本人としての誇りを感じられる白無垢を着たい」そんな花嫁の想いを叶えてくれます。絹の光沢や繊細な手仕事による衣装は、花嫁を奥ゆかしくも華やかに彩り、見る人の心にも深く刻まれるでしょう。







【和婚とは】神前式だけじゃない?種類と魅力、選ばれる理由を徹底解説 - 2



2. 儀式を通じて深まる、家族との絆




和婚の儀式には、新郎新婦だけでなく両家の結びつきを重んじるものが多く含まれています。例えば、両家の親族が盃を交わして親戚となることを誓い合う「親族盃の儀(しんぞくはいのぎ)」は、家族の絆を実感できる象徴的な儀式です。




こうした儀式を通じて、改めて親や親族への感謝の気持ちを伝えやすいのも和婚の魅力です。結婚が家と家の結びつきであることを再認識し、絆を深める貴重な時間となるでしょう。




3. 背筋が伸びる、厳かで心に残る雰囲気




神社の静寂に響く雅楽の音色、神職が読み上げる祝詞(のりと)。和婚には、背筋がすっと伸びるような凛とした空気が流れています。華やかなパーティーとは一味違う、厳かで神聖な雰囲気の中で交わす夫婦の誓いは、お二人の心に深く鮮やかに刻まれます。この非日常的で厳粛な体験が、結婚という人生の節目をより意義深いものにしてくれるのです。




4. 日本の美しい四季を活かしたロケーション




神社や日本庭園といった和婚の舞台は、日本の美しい四季の移ろいを存分に感じられるロケーションです。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、その季節ならではの自然美がお二人の門出を祝福してくれます。




特に紅葉の時期は、赤い色打掛が自然の背景に映え、まるで絵画のような一枚を残せます。季節を活かしたロケーションは、何年経っても色褪せない特別な思い出となるでしょう。




5. 流行に左右されない、普遍的な価値




ウェディングのトレンドは時代と共に変化しますが、日本の伝統に基づいた和婚スタイルは、流行に左右されない普遍的な価値を持っています。親や祖父母の世代にも自然に受け入れられやすく、世代を超えて祝福される結婚式が実現できます。時を経ても古さを感じさせないその美しさが、和婚が長く愛され続ける理由です。




【和婚とは】神前式だけじゃない?種類と魅力、選ばれる理由を徹底解説 - 3



お二人にぴったりの和婚を見つけるために




ここまで、神前式をはじめとする和婚の種類や、世代を超えて愛される魅力についてご紹介してきました。日本の美しい伝統文化に彩られた和婚は、お二人の門出をより印象的で意義深いものにしてくれるはずです。最後に、理想の結婚式を叶えるためのポイントを整理します。




迷ったら「何を一番大切にしたいか」を軸に




和婚のスタイル選びで迷ったときは、お二人が結婚式で「何を一番大切にしたいか」という原点に立ち返ってみましょう。





  • 伝統や格式を重んじるなら:神前式
    神社の神聖な空間で、古式ゆかしい儀式を通じて誓いを立てたいお二人におすすめです。雅楽が響く中、三三九度などの伝統的な儀式を行うことで、結婚という節目の重みを実感できるでしょう。





  • 家やご先祖様との繋がりを大切にしたいなら:仏前式
    結婚を「家と家の結びつき」と捉え、ご先祖様への報告と感謝を伝えたい場合にふさわしい選択です。家族の絆を再確認し、新しい家庭の始まりを見守ってもらう心温まる時間となります。





  • 自由度やゲストとの一体感を求めるなら:和装人前式
    形式にとらわれず、お二人らしいオリジナルの誓いを立て、大切なゲスト全員に証人になってほしいという願いを叶えます。アットホームで和やかな雰囲気の式が実現できます。






具体的なイメージを膨らませる第一歩




和婚には厳格なイメージがあるかもしれませんが、実は古き良き伝統を守りながらも、お二人らしさを表現できる柔軟なウェディングスタイルです。例えば、神前式の後にモダンなレストランで披露宴を開くなど、伝統と現代の要素を自由に組み合わせられます。




理想の結婚式を叶える第一歩は、具体的なイメージを膨らませることです。まずは気になる神社や結婚式場の情報を集め、写真やプランを見比べてみましょう。また、ブライダルフェアや相談会に参加して実際の雰囲気を感じるのもおすすめです。プランナーに直接相談することで、お二人の理想がより明確になるはずです。




お二人の価値観に寄り添い、心に深く刻まれる一日を創り上げてください。






つばさ

神社挙式・和婚ウェディングプランナー。地元にある神社の御祭神を先祖に持つ家系に生まれ、神道と関わりを持って育つ。知識や経験を活かし年間400組以上のウェデイングをお手伝いしています。伊勢神宮・靖國神社の崇敬会にも所属。この記事では神社・和婚の素晴らしさを分かりやすく伝えて参ります。