【2026年】結納・顔合わせから始める和婚準備|両家が喜ぶ進め方
和婚の第一歩は両家のご挨拶から。結納と顔合わせ、どちらを選びますか?
白無垢や色打掛に身を包み、厳かな神社の杜で永遠の愛を誓う「和婚」。その美しい響きに憧れ、準備を始めているおふたりも多いことでしょう。しかし、華やかな衣装や式場選びの前に、必ず通るべき大切なステップがあります。それが、両家が初めて公式に顔を合わせる「ご挨拶」の場です。この最初のステップこそ、その後の和婚準備をスムーズに進め、両家が心から喜ぶための礎となります。
結婚は、おふたりだけの結びつきであると同時に、家と家との新しい繋がりが生まれる大切な儀式です。特に日本の伝統を重んじる和婚では、この考え方がより大切にされます。だからこそ、両家が初めて対面する場をどう設けるかは、お互いの価値観を理解し、今後の良好な関係を築く上で非常に重要な意味を持つのです。
この大切な第一歩には、大きく分けて二つの選択肢があります。伝統的な儀式である「結納」と、より現代的で和やかな「顔合わせ食事会」です。
伝統を重んじる「結納」
結納とは、婚約を正式なものとして調えるための日本の伝統的な儀式です。結納品や結納金を取り交わすことで、両家の間で「結婚の約束を交わした」という証を立てます。
- メリット: けじめがつき、結婚への覚悟が深まる。ご両親やご親族に安心感を与えやすい。
- デメリット: 準備やしきたりが複雑で、費用がかさむ場合がある。
格式を重んじるご家庭や、物事を正式に進めたいという考えがある場合に選ばれることが多いスタイルです。
気軽で和やかな「顔合わせ食事会」
一方、顔合わせ食事会は、両家が一堂に会して食事を共にし、親睦を深めることを主な目的とします。決まった形式はなく、おふたりが主体となって和やかに進行できるのが特徴です。
- メリット: 堅苦しさがなく、リラックスした雰囲気で会話が弾む。費用を抑えやすく、準備も比較的容易。
- デメリット: 儀式的な側面が薄いため、けじめを重視する方には物足りなく感じられる可能性も。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、結納のみを行ったカップルは0.9%に対し、顔合わせ食事会のみ実施したカップルは83.1%と、今や大多数が顔合わせ食事会を選んでいます。
では、おふたりはどちらを選ぶべきでしょうか。最も大切なのは、おふたりの気持ちと、両家のご両親の意向を尊重することです。まずはおふたりで「どんな形で婚約を整えたいか」を話し合い、その上でお互いのご両親に「結納についてどう考えているか」を尋ねてみましょう。この丁寧なすり合わせこそが、結納・顔合わせから始める和婚準備。両家が喜ぶスムーズな進め方の第一歩です。ここでの選択が、おふたりとご家族にとって、和婚という素晴らしい物語の最高の序章となるでしょう。

結納?顔合わせ?選び方から当日の流れまで
おふたりとご両親の意向がまとまったら、次は具体的な準備に入ります。結納と顔合わせ食事会、どちらを選んでも、両家が気持ちよく当日を迎えるための丁寧な準備が欠かせません。それぞれの特徴や当日の流れを把握し、おふたりに合った形で進めていきましょう。
どちらを選ぶ?目的・費用・準備期間で比較
まずは、どちらの形式がおふたりと両家に合っているか、以下の比較表を参考に検討してみてください。
| 項目 | 結納 | 顔合わせ食事会 |
|---|---|---|
| 目的 | 婚約を正式に調える伝統儀式 | 両家の親睦を深める食事会 |
| 費用目安 | 20〜50万円(結納品・会場・食事代など) | 5〜15万円(食事代・手土産代など) |
| 準備期間 | 約3ヶ月~半年 | 約2~3ヶ月 |
| 雰囲気 | 厳粛・フォーマル | 和やか・カジュアル |
最も重要な判断基準は「両家の意向」です。特にご両親が「けじめとして結納はきちんと行いたい」と考えている場合、その気持ちを尊重することが大切です。逆に、両家ともに「堅苦しいのは苦手」ということであれば、和やかな顔合わせ食事会が適しているでしょう。
伝統を重んじる「結納」の進め方
結納を行うと決まったら、しきたりに沿って準備を進めます。地域によって形式が異なる(関東式・関西式など)ため、事前に両家で確認が必要です。
準備すること
- 日程と場所の決定: 日柄の良い日(大安など)を選び、女性側の自宅やホテル、料亭などで行うのが一般的です。
- 仲人(なこうど)の有無: 仲人を立てるか、両家のみで行うかを決めます。
- 結納品・結納金の準備: 結納品セット(9品目、7品目など)と結納金を用意します。
- 服装の決定: 両家の「格」を合わせることが重要です。男性はブラックスーツ、女性は振袖やフォーマルなワンピースなどが選ばれます。
当日の流れ(一例)
- 男性側が入室し、結納品を飾る
- 始まりの挨拶
- 男性側から女性側へ結納品を納める
- 女性側が目録を確認し、受書を渡す
- 女性側から男性側へ結納品(結納返し)を納める
- 婚約記念品の交換・お披露目
- 締めの挨拶
- 祝宴(会食)

和やかな「顔合わせ食事会」の進め方
形式に決まりはありませんが、段取りを整えておくと当日がスムーズです。
準備すること
- 日程と場所の決定: 両家の都合の良い日を選び、落ち着いて話せる個室のある料亭やレストランを予約します。
- 参加者の確認と共有: 事前に両親の簡単なプロフィール(仕事、趣味など)を伝え合うと、当日の会話のきっかけになります。
- 費用分担の決定: 誰が支払うかを事前に決めておくとスマートです。
- 手土産の準備: 地元の銘菓など、3,000~5,000円程度のものを用意します。
- 当日の進行役: 新郎または新郎の父が進行役を務めるのが一般的です。簡単な進行表やしおりを用意するのもおすすめです。
当日の流れ(一例)
- 始まりの挨拶(新郎)
- 両家の家族紹介
- 婚約記念品の交換・お披露目
- 乾杯の発声(新郎の父)
- 会食・歓談
- 結びの挨拶(新郎新婦)と記念撮影
どちらの形式を選ぶにせよ、事前の情報共有と丁寧な準備が、当日の和やかな雰囲気をつくる鍵となります。
両家の絆を深めるために。ふたりで進める準備の心得
結納や顔合わせ食事会は、形式や段取り以上に、新しい家族となる両家が心を通わせる大切な時間です。準備や当日の流れは、そのための道しるべに過ぎません。結納・顔合わせから始める和婚準備。両家が喜ぶスムーズな進め方を実現するには、おふたりの心構えが何よりも大切になります。

何よりも大切なのは「ふたりで話し合う」こと
準備を進める中で、決めるべきことはたくさんあります。そんな時、ひとりで抱え込んだり、相手に任せきりにしたりすると、小さなすれ違いが生まれてしまうことも。大切なのは、どんな些細なことでもふたりで共有し、対話する時間を持つことです。
- 理想のイメージの共有: どんな雰囲気の日にしたいか、何を一番大切にしたいか。
- 両親への伝え方: 誰が、いつ、どのように両親へ意向を伝えるか。
- 役割分担: 会場の手配、当日の進行、手土産の準備など、得意なことを活かして分担する。
- 意見が割れた時のルール: どうしても意見が合わない時はどうやって着地点を見つけるか、あらかじめ話し合っておく。
こうした対話の積み重ねが、準備をスムーズに進めるだけでなく、結婚生活の基盤となるふたりの信頼関係をより強固なものにしてくれます。
形式以上に伝わる「お互いを思いやる」気持ち
伝統的な儀式である結納や、和やかな顔合わせ食事会には、守るべきマナーやしきたりがあります。しかし、それに縛られすぎる必要はありません。マナーの根底にあるのは、相手への敬意や思いやりの心です。
例えば、相手の親御さんの好きな食べ物や苦手なものを事前に調べて会場を選んだり、遠方から来てくれることへの感謝を言葉で伝えたり。そうした少しの気遣いが、形式以上に温かい気持ちを伝えます。完璧な進行を目指すよりも、その場にいる全員が「良い時間だった」と感じられる雰囲気づくりを心がけることこそ、成功の秘訣です。
結納や顔合わせは、ゴールではなく、ふたりと両家が手を取り合って歩み始めるスタート