和婚は高い?【2026年版】和装費用を抑える7つの節約術
「和婚は高い」は本当?まずはドレスとの費用相場を比較
「白無垢や色打掛に憧れるけれど、和婚は費用が高いのでは…」と、不安を感じているカップルも多いのではないでしょうか。日本の伝統美が詰まった和婚ですが、「ドレスよりも和装のほうがお金がかかる」というイメージは確かにあります。
実際のところ、衣装だけで比較した場合、和装は洋装(ウェディングドレス)よりも高額になる傾向にあります。 まずは具体的なデータを基に、その費用相場を見ていきましょう。
和装 vs 洋装!気になる衣装の費用相場
結婚情報誌「ゼクシィ」の調査によると、花嫁衣装のレンタル費用の平均は以下の通りです。
- ウェディングドレス: 平均27.6万円
- カラードレス: 平均25.9万円
- 白無垢: 平均17.7万円
- 色打掛: 平均33.4万円
- 引き振袖: 平均31.1万円
(出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ)
白無垢単体であればウェディングドレスより費用を抑えられますが、お色直しで人気の色打掛や引き振袖は、ドレスよりも高額になることがわかります。例えば、白無垢と色打掛の2点をレンタルすると、合計で50万円を超えるケースも珍しくありません。
なぜ和装はドレスより高額になりがち?
和装の費用が高くなる背景には、いくつかの理由があります。
- 素材と技術: 正絹などの高級素材や、職人による手作業の刺繍・染色が衣装の価値を高めている。
- 小物の多さ: 懐剣(かいけん)や筥迫(はこせこ)など、ドレスに比べて必要な小物の点数が多い。
- 専門的な着付け: 美しく着付けるには専門の着付け師が必要で、その技術料が発生する。
- 特別なヘアメイク: 文金高島田のかつらや新日本髪など、専門的な技術が求められる。
これらの要素が重なり、「和婚は高い」というイメージにつながっています。しかし、なぜ高額になるのか、その理由を知ることで、賢く費用を抑えるヒントが見つかります。この記事では、和装が高額になる理由を深掘りし、具体的な節約術まで解説します。
なぜ和装はドレスより高額に?費用を左右する5つの理由
和装の費用がドレスより高くなる傾向には、単に「伝統衣装だから」というだけではない、5つの具体的な理由が存在します。
1. 衣装そのものの価値と伝統技術
白無垢や色打掛といった格式高い和装は、最高級の絹織物である**正絹(しょうけん)**で仕立てられるのが一般的です。さらに、友禅染(ゆうぜんぞめ)や西陣織(にしじんおり)、相良刺繍(さがらししゅう)といった伝統技術は、職人が膨大な時間と手間をかけて施すもの。一点一点が美術工芸品ともいえる価値を持つため、レンタル費用も高額に設定されています。

2. 専門的な着付け技術と介添え
ドレスの多くはファスナーなどで比較的短時間で着用できますが、和装の着付けには専門家による高度な技術が不可欠です。何本もの紐と帯を使い、花嫁の体型に合わせて補正しながら美しく着付けるため、その技術料として**「着付け料」が発生します。また、重い衣装での着崩れを防ぎ、常に花嫁をサポートする「介添え人」**の費用も含まれることが一般的です。
3. 多彩で格式高い小物の数々
和装には、衣装本体以外にも多くの小物が欠かせません。胸元に飾る筥迫(はこせこ)や懐剣(かいけん)、帯に挟む扇子の末広(すえひろ)、帯揚げ、帯締めなど、ドレスに比べて必要なアイテムが多数あります。これらの小物一式にも格式があり、衣装に合わせてコーディネートする必要があるため、レンタル費用が高くなる一因になっています。
4. 時間と手間がかかるお色直し
お色直しにかかる時間も費用に影響します。ドレスからドレスへのお色直しは比較的スムーズですが、和装の着付けは30分以上かかることも珍しくありません。これは着付け師や介添え人といった専門スタッフを長時間拘束することを意味し、人件費として料金に反映されるのです。特に、洋装から和装、あるいは和装から別の和装へのお色直しは、時間と費用の両方がかさむ要因となります。
5. 特殊なクリーニングとメンテナンス費用
レンタルされた衣装は、専門的なクリーニングとメンテナンスが必須です。特に正絹の着物は水洗いできず、「丸洗い」と呼ばれる特殊な方法で手入れされます。刺繍や金箔が施されたデリケートな衣装はさらに丁寧な作業が求められるため、メンテナンス費用も高額になります。レンタル料金には、こうした衣装の価値を維持するためのコストも含まれているのです。
諦めるのはまだ早い!賢く費用を抑える和婚の節約術7選
和装の価格には伝統技術の価値が反映されていますが、工夫次第で予算内に収めることは可能です。「和婚は高いから」と諦める前に、賢く費用を抑える7つの節約術をチェックしてみましょう。

1. 衣装のランクを見直す・持ち込みを検討する
和婚の費用で最も大きな割合を占めるのが衣装代です。新作や有名デザイナー、総刺繍などの豪華なものは高額になりがちですが、少しランクを見直すだけで費用を大きく抑えられます。また、式場の提携店以外からレンタルし「持ち込み」をするのも有効です。ただし、持ち込み料がかかる場合が多いため、事前に式場へ確認しておきましょう。
2. お得なセットプランやパックを活用する
多くの式場やプロデュース会社が、神社挙式と衣装、着付け、ヘアメイク、写真撮影などをセットにした「和婚プラン」を用意しています。個別に手配するよりも総額が割安になるケースがほとんどです。プランに含まれる内容をしっかり確認し、自分たちの希望に合うものを選びましょう。
3. 小物は手作りや持ち込みで節約
髪飾りや和装ブーケ、リングピローといった小物は、手作り(DIY)したり、外部で購入して持ち込んだりすることで費用を削減できます。特に髪飾りは、造花や水引、つまみ細工などを使えば、費用を抑えつつオリジナリティを出すことが可能です。
4. お色直しの方法を工夫する
お色直しは時間も費用もかかるポイントです。白無垢から色打掛へのお色直しをするなら、白無垢の上から色打掛を羽織り直す「掛け替え」という方法がおすすめ。着付けをすべてやり直す必要がないため、着付け時間が大幅に短縮され、着付け料や介添え料の節約につながります。
5. 結婚式の「日取り」を調整する
結婚式は、六輝(大安など)や季節によって料金が変動します。人気の高い大安や春・秋の土日を避け、仏滅や平日、真夏・真冬のオフシーズンを選ぶだけで、会場使用料やプラン料金が割引になることがあります。日取りにこだわりがなければ、最も節約効果の高い方法の一つです。

6. 神社挙式+食事会のスタイルを選ぶ
格式高い披露宴ではなく、挙式後に親族や親しい友人だけで行う食事会スタイルにするのも賢い選択肢の一つです。大規模な披露宴に比べて会場費、装花、演出などの費用を大幅にカットできます。ゲストとゆっくり話せるアットホームな雰囲気になるのも魅力です。
7. ペーパーアイテムを手作りする
招待状、席次表、席札などのペーパーアイテムは、手作りすることで費用を大きく抑えられます。和紙や水引、千代紙などを使えば、手作りでも十分に和の雰囲気を演出でき、心のこもったおもてなしとしてゲストにも喜ばれるでしょう。
費用の仕組みを理解して、二人らしい理想の和婚を叶えよう
「和婚は高い」というイメージで、憧れの和装を諦めかけていた方もいるかもしれません。しかし、和装が高額になるのには素材の質や職人の技術といった確かな理由があり、その費用の仕組みを理解すれば、工夫次第で予算をコントロールすることは十分に可能です。
小物やペーパーアイテムを手作りしたり、日取りを調整したり、お色直しの方法を工夫したりと、取り入れられる節約術は数多くあります。
最も大切なのは「二人だけの優先順位」
多くの節約術を前にして、何から手をつければ良いか迷うこともあるでしょう。そんな時、最も大切にしたいのが、**「二人が何に価値を置き、どこにお金をかけたいか」**という優先順位を明確にすることです。
節約自体が目的になると、「やっぱりあの衣装が着たかった」「ゲストへのおもてなしが不十分だったかも」といった後悔につながることも。大切なのは、かけるべきところには費用をかけ、こだわらない部分は賢く節約するという「メリハリ」をつけることです。
例えば、以下のように二人で話し合ってみてはいかがでしょうか。
- 衣装重視のカップル:
「憧れの白無垢や色打掛は絶対に妥協したくない」という場合は、ペーパーアイテムを手作りしたり、オフシーズンを選んで会場費を抑えたりして、衣装に予算を集中させます。 - ゲストへのおもてなし重視のカップル:
「遠方からのゲストに料理や引出物で感謝を伝えたい」という場合は、衣装はプラン内で気に入ったものを選び、お色直しの回数を減らすことで、ゲスト関連の費用を確保します。
このように、お二人にとっての「譲れないポイント」を軸に予算を組み立てることが、満足度の高い結婚式への第一歩となるでしょう。この記事で紹介した知識をヒントに、お二人にとって最高の和婚を実現してください。